hit記念
□本当の素顔を・・・
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回りを囲まれているため
逃げれない・・・
その為唯一の抵抗といえば
後ろに下がることだけだった
「君を助けてくれる人は何処にもいないよ?」
「ねぇ?俺達と楽しい事をしに行こうよ?」
『えっ?逝くの?・・・・御愁傷様です♪』
ニコッと微笑むと
一瞬顔を緩ませたが直ぐ様
「っ!!!!・・・・・取り合えず!!」
無視をされ・・・
話を変えられた・・・・
「君が来てくれたらそれでいいから」
「大丈夫!!俺達が絶対に楽しませてあげるから♪」
「だからさぁ・・・行こうぜ?」
また数歩下がると
トンッ
『!!!!!!!!!!』
壁に背中が当たった
それを目にした
一人の男がニコッと笑い
手を伸ばしてきた
反射的に目を閉じると
『・・・・・・・?』
いつまで経っても
男の手が触れる気配がない・・
不審に思い
目を開けてみると・・・
「こんな所にいたんだ♪探したよユキ」
真っ赤なコートをはためかした
真っ赤になった剣を持った
返り血を浴びた騎士様が
立っていた
『や・・・やぁ♪奇遇だねエース・・・』
ひきつる笑顔で
なんとか挨拶すると
相変わらずの笑顔でニッコリ
笑ってくれた
「こんなか弱い少女を集団で犯そうとするなんて騎士として許せないな♪」
『ちょっと待って!!犯すって何!!!違うから!!』
サラッと流されそうになった
セリフにツッコミを入れると
エースは男達と私の間に入り
自分の背中の後ろに私を隠した
「ユキ」
『何っ!?』
いつもにない
真剣な声で話しかけられた為
反応が少し遅れた
「暫くの間、目を閉じて耳を塞いでいてくれないか?」
『なんd』
「塞いでいて・・・くれないか?」
ニコニコと効果音が付きそうな
笑顔なのに有無を言わせない
圧力をかけられれば・・・
『ワカリマシタ・・・・』
そう言うしかなくなる・・・
耳を塞ぎ目を閉じた
私を見たエースは優しく微笑み
男達の方へと向きを変えた
「この子に手を出したんだ、覚悟は・・・・・出来てるよな?」
既に血濡れた剣を構え
エースは笑った