short short
超突発的作品。
ほぼセリフだけになるかと(笑)
R-18内容投下区域ですので
閲覧の際はご注意下さい。
たまにshort版へ書き直しアリ。
書き直しリクもコメントにて承ります!
H24.10.29
◆高杉
不様に生え残った大層な牙を突き立てる
場所を探してぶらりぶらり
そんな彼は寂しき孤狼
──それならアタシを求めればいい。
純粋に、そう思った。
毎晩のように彼はアタシの部屋を訪れ、アタシを抱いた。
激しく、激しく、
掻き混ぜるように。叩き壊すように。
でもどこか必死に。
何かにすがりつくように。
そうして過ごす内に、
彼は昼間もアタシを傍に置くようになった。
彼の中で何かが変化したのか。
はたまたたたの気まぐれか。
それは分からない。
そして突然──訪れた別れ。
彼はあの雪の降る夜、
アタシの額に一度だけ口付けると、
部屋を出て行ったきり、もう二度と戻っては来なかった。
2013/01/27(Sun) 01:14
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