lilac 2

□箒星
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レイブンクロー戦が終わると、学内は一気に勉強一色になる。今年も学年末テストの時期が来た。クィディッチで忙しく、勉強不足だったのでナマエはリーマスとピーターと共に図書室で勉強をしていた。
「ナマエ、この前も大活躍だったね」
ハッフルパフのチェイサーのエルヴィスはナマエの隣に座ると、変身術の教科書をひらいた。
「そんなことないよ!
……そういえば、ずっと言えずにいたんだけど……ごめんね、あの時は」
試合の最中に嘘をついて欺いたことを根に持っているだろうか。ナマエは申し訳なさそうにエルヴィスを見た。
「謝らないで!僕はあの試合楽しかったよ。本当の君を見れた気がしたけどね」
「ずる賢い的な……?」
「ううん、クィディッチが心底好きそうなナマエ、ってこと!
また一緒に戦いたいな」
「次も負けないよ」
ナマエがニヤリと笑うと彼は首を横に振った。
「いいや、次は僕が勝つよ」
エルヴィスは爽やかが服を着て歩いているような人だ。
「エルヴィスここにいたのか!……ナマエもいたのかい」
レイブンクローのアシュトンは自慢げに金髪を指先で弄りながらこちらを向いてウインクをすると、派手な音を立てて椅子に座った。一連の流れに呆気に取られていると彼はもう一度ウインクをした。
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