dream novel
□好きや
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「ほら、起きて〜」
そんな愛おしい声と共に、
まぶしい朝日に照らされた。
『なんやねん、琴美…』
蕪木琴美、俺の恋人。
いつもはぶっちょう面で無口な彼女
たまに心配になるくらい。
「…なんでもあらへん」
『なんやそれ』
「ほら、はよ起きて朝飯出来てんねん。」
『抱っこして?』
「はぁ?!…ったく」
はぁ?!とか言いながらもしてくれるから、
ホンマかわええ。
「何笑ってるの?」
『ちゅ〜してええ?』
「嫌や。」
『えぇーー?!』
「嫌なもんは嫌や。」
そうなんです。
俺らまだチューしたこと無いんです。
あり得へんやろ?
『ひっど〜…』
「しょうがないやんけ…」
『なんでチューダメなん?』
「な、なんでもっ!///」
『照れんなって…ww』
「あーーー!!!早く食べてっ//」
『ったくつれへんあぁ…』
「ほな、気ぃつけや?」
『お前こそ、変な奴に連れて彼にようにな。』
「そんなアホちゃうし。」
『行ってくるぅ』
「はいよー」
俺は、仕事へ向かった。