図書館戦争ss
□抱きしめたい
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今日は篤さんが先に仕事が終わってる。今日は篤さんどんな料理作ってるかなぁ〜なんて考えながら郁も官舎に帰る。
「ただいまー。あーいいにおいー」
「おかえり。もう飯できているから急いで着替えてこい」
「はーい」
郁の後ろ姿を見ながら堂上は顔が緩んだ。
二人揃ったところで手を合わせて食べ始める。
「いただきまーす!」
「いただきます」
「うあ!これ美味しい!」
「ああ、それは昨日テレビでやってたんだ」
今日あったこと、楽しかったこと、仕事のこと、
二人だからこそちょっとした話だけれど、それが幸せを感じる。
郁が口いっぱいにご飯を入れて笑った。
ああ、そんな顔みると抱きしめたくなるじゃないか。