long dream@
□暗黒武術会への招待者
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「大丈夫…!私…人間(あなた)のこと好きです」
「……ありがとう…」
(う〜ん、なんかイイ感じだな。入りにくい。私も幽助や飛影と一緒に行動するべきだったかも)
競技場に来た未来だったが、いい雰囲気の雪菜と桑原の間に入れずにいる。
「未来」
「ひゃっ」
背後から突然した声に、未来は驚いて肩を上げた。
「なんだ蔵馬か〜。気配をたって近づかないでよ」
「飛影にも以前同じことを言われましたよ」
「まあとにかく!蔵馬お疲れ様。ありがとうね」
未来は9頭ものヘレンちゃんと戦い疲れているであろう蔵馬に聖光気弾を当てる。
(すごいな…体力がどんどん回復していく)
蔵馬は改めて未来の能力に感心した。
「ありがとう。だいぶ楽になったよ」
「よかった!ねえ蔵馬、あそこに倒れてるのが幽助たちと戦った人だよね?」
未来は霊剣が腹に突き刺さったサングラスの男を指差す。
「ああ。さっき幽助とすれ違った時に聞いたが、戸愚呂というらしい」
「そっか…強そうだなあ」
未来は戸愚呂が生き返りやしないかという不安に襲われた。
(まさかね。杞憂、杞憂)
その後、6人は垂金の別荘を後にした。
雪菜は再度お礼を言い、氷河の国へ帰っていった。