08/30の日記

03:30
見知らぬ何処か
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昭和の映像を見た。

国会だろうか。
会議の中、皆が取っ組み合いながら、壇上のマイクを取り合っている。
秩序も何もない。
壇上に立つひとりの男は、両手でマイクを掴みながら、ただ一点を見つめ、無表情に主張を続けていた。

必死の一言に尽きる光景だった。



なんだろう、本当に真剣だと、人って無表情になるのかなあ。



コクリコ坂を見て、ふと思う。
体育館かな。壇上に立って演説する生徒の言葉に、皆が固唾をのんでいたシーンがあった。
あの頃は、言葉を発する行為が、今よりだいぶ重要なものだったのかもしれない。
人の言葉の価値は、とても重かったのかもしれない。


今でも、人の言葉を重いと思える場所があるはずだ。
見逃さないようにしなければ。

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