ShOrT
□Precious
2ﾍﾟｰｼﾞ/2ﾍﾟｰｼﾞ
てことで古着屋に到着
『これとか可愛くない？』
「いいじゃん。」
『これも！絶対似合うよ妹ちゃんに！』
「……………」
『風磨？どうしたの？』
「なあ…俺らの関係って何？」
『幼馴染に決まってんでしょ？何で今更そんなこと聞くの？』
「そろそろさ…その関係やめない？」
『………どういうこと？』
「お前俺がジャニーズ受ける前に何て言ったか覚えてっか？」
『…何か言ったっけ？』
「はあ…これだからお前は…」
『え？私何言ったの？』
「俺がジャニーズ入ってデビューしたら何でもひとつ言うこと聞くって言ったんだよ」
『全然覚えてない…』
「それ、今使うわ。」
『…約束だもんね……いいよ、なんでも。』
「俺と付き合ってほしい。」
『………え？』
「…で、俺と結婚してほしい。」
『………本気で言ってるの？』
風磨は私の顔をずっと見つめている
その真っ直ぐな瞳に嘘はなかった
『…ちょっと考えさせて』
「…無理」
『えっ？……うわ！？』
気づいたら私は風磨の腕の中にいた
「こっちは何年待ったと思ってんだよ」
『しっ知らないよ！』
「お前以外ありえないんだよ。」
『！！////』
「約束だろ？言うこと聞くって」
『…………
……分かったよ』
そう言うと風磨は私を離し、嬉しそうに笑った
Precious
(ねえ、これ確実に見られたよね？)
(あっ、ここ古着屋だってこと忘れてた)
(………恥ずかし！！)