温かい手のひらに。
□第一章【なん…だ…と!?】
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第一話「夢か幻か現実か。…夢か←」
んー…なんかここ、凄く心地がいい…
いつまででも寝ていられそう……
というか、今私って寝てるのかな?
なんか…フワフワしててとても…この感じは寝てるとしか言えないけど……
「…きて、おきて…」
誰……??もうちょっと寝ていたい…
「大丈夫?起きて!!」
大丈夫ってどういう事だい…??
私はこの通り元気だよぉ…だから静かにして…
「起きて!!!」
あぁ、もう!せっかく気持ちよく寝てるのに!!
『うるっさぁーーーい!!!!』
いつものようにガバッと布団をはぎ思い切り体を起こす動作をしようとする。
しかしそこに布団は無くて。
『……あれ?』
今の状況から言って、私は寝ていたようだし、けれど布団はかかってなくて……
えっと、ドウイウコトカナ??
「君…空からふってきたんだけど、大丈夫??」
『空から………って、え。』
よく見てみると、下は芝生だし、空は晴天。寝ているような時間帯では無さげだけど…
…………待ってくれ皆。(←誰)
私の周りに、可愛い子がたくさんいるんだがどうしたらいい←
『…………夢!?』
「まだ寝るような時間じゃないよー」
『幻か!!!!』
「頭でも打ったのかな?大丈夫???」
『………え、現実?』
「あなた…私達が偽物とでも言いたいワ・ケ?」
ふむふむ……
『現実かー、そっかぁー、こんなに可愛い子たちが偽物なわけないもんねー☆!!』
そう言って笑うと、下からうめき声が聞こえた。
「分かってもらえてなによりだけど、どいてもらえると、助かるかな…?」
『え?あ、ご、ごめんなさぁーい!!!!』
ふわふわで気持ちがいいのは、下に人がいたかららしい。
急いでどくと、その人はもぞっと起き上がってなにやら服を漁り始めた。
「えっと…初対面の人には…っと。」
『??』
「はい、どうぞー!あまぁーい、スウィートキャンディーだよ☆!!」
『わぁー、おいしそう!ありがとう!!!』
……なんかナチュラルにおかしもらいましたけどこの人ってもしかして。
ていうかここってもしかして。
え、ていうかこの人たち((ry
『………れむ…れす…??』
「あれ?僕の名前知ってるの??初対面のはずだったんだけど…」
『シグ…』
「おー。」
『アミティ…』
「あれれ!?私の名前も!?」
『それから、フェーリ…』
「…なぜ知っているの。」
…え。これって本気?大仕掛けのドッキリとかじゃない??
『…3、2、1。』
大きく息を吸ってぇーー……
『嘘でしょーーーー!?!?!?!?』
鳥が大量に飛んだよ、嘘だろ。