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□第2話
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「椿君ー。遅れちゃいますよー」


『んー...あっ、やべ 』



朝。父の藤隆の声によって起こされた椿は、ベッドの上に置いてある目覚まし時計をみて焦り早々と準備にとりかかった。







"『クロウカード』その『封印』が解かれる時 この世に災いがおとずれる"







数週間前、地下の書庫から金色に輝く本をみつけた桜。そのなかには『クロウカード』というものすごい魔力を持ったカードがはいっていた。


その1枚のカードを読み上げた桜にとつじょ突風がおそい、なかに入っていたカードがすべて飛び散ってしまった。
空になってしまった本の中からは『封印の獣"ケルベロス"』と名のる奇妙な生き物がでてきた。



カードの封印が解かれたら災いが起きる



それをなんとか阻止すべくケルベロスは、桜の魔力の強さを見込み桜を(少し強引ではあるが)『クロウカード』を集めるカードキャプターにしてした。



ケルベロスに会い、カードキャプターになってしまった桜は、
このことが周りの人には絶対にバレないように...と思っていたのだか、
カードキャプターとなってしまった日の夜、桜の双子の兄である椿にこのことがすぐにバレてしまった(笑)



最初は誤魔化そうとしたのだけれど、なんのことかケルベロスが椿に話しかけてしまったことにより、無駄に終わった。



だかしかし、ケルベロスは椿を見た瞬間、驚いたような....だけどちょっぴり嬉しそうな表情をみせた。



そのことを2人は知らない...



椿は大体のことを聞いて納得してくれた。
だがそんな危険なまねを桜1人でやらせたくはなかった。

ケルベロスに自分も協力されてほしいと頼んだところ、
ケルベロスは悩んだ結果"封印の杖"とともに創られ、それと同等の力を持つ”護りの剣”を椿に与えた。



椿の存在と魔力を認め...



桜は最初こそ自分のために 大切な椿を巻き込みたくないと言っていたが、
椿に説得におされ納得した。



剣は、封印の杖と同じくカードを封印することはできないが、カードなしで魔法を使うことができる。




だがその剣には役割がある。




それは、杖を持つ者のサポート。とともに『クロウカード』を護ること。



そして、すべてを....見守ること......




見守る?と少し疑問をもった椿だったが、
深くは追及することはできなかった



それから月日はながれ、(そんなにたってないが)これまで封印したのは3枚。

『風』『樹』『跳』。残り49枚。
またまだ先は長いけど、




絶対大丈夫!!
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