短編

□俺の中では明日も雨だ。
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ザーザーザーザー…

雨が鳴る。

大雨みたいだ。少し寒い。

ごろっと寝返りを打って電源のついて無い真っ黒なテレビ画面を見つめる。

そこには汚らしい自分の顔。



今日はどうしようか…そんな事が頭に浮かんだ。



俺はニートだ。



引きこもりニートともいえる。



今日も相変わらず怠くて寝転がってる事しかできない。



怠いな…



何かしていないと駄目だと思うけれど動けない。



動いたら死にそうだ。



相変わらず右腕からは血がダラダラと流れ出ていて止まらない。



いっそのこと、このまま血をすべて出し切って死んでしまえればいいのに



とも思える。



自傷行為というのは今回が初めてだ。



切ったは良いが痛みはない。



ただ血が出るだけ。



でもどんどん力がなくなっていく。



怠い。



立つ事は無理だろう。こんなに血を流せば。



床は血まみれ。なんて薄汚い床なんだ。



いっそこんなに赤いならもっともっと赤くなればいいのに。



部屋全体が赤く染まればいい。



俺はそっと目を閉じた

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