松 夢小説
□お義兄ちゃん
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とある休日。
名前は、結婚を前提として付き合い始めたカラ松に「今すぐ来てほしい。家にいる。」という連絡が携帯に届く。
毎日毎日連絡をとっているものの、何かいつもの彼からの連絡文とは違う気がしていたのだが、急ぎの用かもしれないと家をすぐ出て松野家に向かったのだ。
10分足らずで家に到着し、訪ねてでてきたのは松野おそ松であった。
おそ松は、名前を家に入るように促すと名前は何も疑いもせず、「お邪魔します」と家に入る。
だが、6つ子もいるという家の中があまり静かなので、不審に思い、名前は「あの…カラ松は?」と聞けば、
「え、カラ松?いないけど」
「あの、だって家の中にいるって。」
「えwいないよ。
だってカラ松は俺らの弟連れてパチンコ行ったから。」
「でもカラ松から家にいるからって連絡きたので…」
「あ、それねー。
俺だよ?」
「?」
「俺が、アイツの携帯使って名前ちゃん呼んだの。
ほら、アイツさロックかけてないしすぐそこらへんに携帯置いといてるし。」
「な、なんのためにそんな」
「あれ、わかんない?
今この家には俺の親もいなし弟達もいない。
つまり俺と名前ちゃんの2人だけ。
男女が家に2人っきりのときにすることってだいたい想像つかないかな?」
何を言っているんだ、と思わず後ずさる。
名前は何度か松野家に遊びに行っているし、他の兄弟も皆名前のことを歓迎していた。
その中にはおそ松もいた。
なのに、今日はいつもの「おそ松さんじゃない」と名前は気づいていた。
いつもと変わらないように淡々と話しているけど、なぜか妙な違和感を感じる。
「嫌だなぁ。
そんな警戒しないでよ。」
「どういうことなんですか…」
「ん〜やっぱりわかんないかぁ。
見るからに名前ちゃん処女っぽいもんね?
まだカラ松とシたことない?」
「あのっカラ松がいないんだったら私、帰ります。」
そう言って、連れてこられた茶の間から玄関へ向かおうとしたとき、おそ松の腕が伸びる。
その腕は、ガッチリと名前の腰をつかんだかと思えばすぐさま、そのまま名前を床に押し倒す。
少々乱暴に押し倒されたために、背中を打った名前は「ウッ」と呻き声をあげる。
そんな名前の身体の上に、おそ松は馬乗りをする。
「なっ」
「ちょっと無防備なんじゃない?
大丈夫?夜道で襲われた時とか大変だよ。」
「ちょ、何すっ」
名前は素早く上半身を起こして、おそ松を押しのけようと試みたが、そんな行動は見切られており、名前の両腕はおそ松の片手に捕らえられてしまい、頭の上に固定される。
動かそうとしてもビクともしなかった。
さすがは六つ子の長男だ、と感心する余裕もなかった。
「お…おそ松さん、何をして」
「まだわかんない?
ねぇ、名前ちゃん…ヤってもいい?」
その言葉に全身の血の気が引いた。
まだ自分の恋人とですら行為をしたことない上に、まだ未経験である。
そのことを解ったうえで、こんなことを言ってくるなど名前にとって今のおそ松は狂気であった。
「い、いいわけなっ…」
「大丈夫大丈夫。
ちゃんと、ゴムするからさ。
生でシちゃったらカラ松との子じゃなくて俺の子生まれちゃうもんね?
別に俺はそれでもいいけど、そんなことしたら俺カラ松に殺されるかもしれないし。」
「何言ってるんですか!?
だって私おそ松さんとは…」
「うん。
別に特別な関係ではないよね。
でもさ、カラ松と顔の同じ俺ならカラ松とヤってるようなもんじゃん?」
「全然違う!
カラ松とおそ松さんは…んぅ!」
おそ松の言葉に涙目で訴えると、なんの前触れもなくおそ松は名前の顎に自分の片手で動かないように固定して、口づけをする。
それもとてつもなく、深いものを。
「っんぅ」
「っはぁ…んっ。」
童貞というスキルを持っていながら、息出来ないほどのキスで、舌をこれでもかという程絡めさせてくる。
自分の唾液とおそ松の唾液が絡み合っていやらしい音を立てている。
恋人であるカラ松とでさえ、触れるだけのキスしかしたことないのに、ここまで激しいものとなると名前はこれだけでも気絶しそうになる。
「んっぷはぁっ…。
へぇ舌絡めるキスってこんな感じなんだ…めっちゃ楽しい。」
「ハァッハァッ…最低」
「あれ、もしかして泣いちゃってる?
頬なんか赤くしちゃってさ。
エロ本とかAVより全然興奮すんだけど」
おそ松は、名前の左胸を服越しに鷲掴みをする。
それに驚き、名前は無意識で「あぁっ」と吐息まじりの声をだす。
それに興奮したのか、その鷲掴みしている胸を握りつぶすように手の力を強める。
「いあっ…いたっいたいっいたいっ!」
「へぇ、痛いんだ…」
「いい加減にして下さい!!
私、おそ松さんとこんなことする気なんて…」
「別に名前ちゃんはそんな気なくても、持たなくてもいいんだよ。
俺が勝手にやってるだけだから。」
「え?」
「これって世にいう強姦ってやつだけど、名前ちゃんはこのこと誰にも言えないよね?
だって、カラ松にこんなこと俺としてるのバレちゃったらさ、カラ松なんて言うかな?」
「?!」
「なんてね?
もうそろそろ脱がしたいんだけどさ…」
「っ!」
ガンッ
「いでっ!」
名前は、おそ松が少し自分の身体から腰を浮かせたと同時に、自分の足の膝でをおそ松の背中にぶつける。
足で攻撃してくるなんて、おそ松本人も思っておらず反射的に思わず名前の腕を拘束していた手を離してしまい、身体からも離れる。
その隙に、名前は素早く立ちあがりおそ松から逃げようとする。
が、茶の間の襖の戸に手を伸ばすと同時に名前の背中に痛みが走ったかと思えば、そのまま名前はうつぶせで床に押し倒される。
またすぐに立ちあがろうとしたのだが、おそ松は名前に覆いかぶさるように背中に乗ると素早く名前の両手首を自分の片手で拘束する。
先ほど押し倒されてた時よりも抵抗がしにくく動くことすらもままらなくなる。
「いっいやっ…いやだぁっ!」
「俺から逃げられると思った?
まぁでも、俺抵抗とかされた方が興奮するタイプだからさ。」
そういいながら、空いているもう片方の手でスルスルと名前の太ももから這うようにいやらしく登っていき、服の裾でピタっと止まる。
おそ松が、これから何をするかを予想した名前は恐ろしくなり、自分なりに必死に抵抗をするが、あまり効果がないようであった。
おそ松は、名前の服の中に手をいれて胸を直につかみ、先ほどのように握るように愛撫する。
「やぁっ!
やだぁっ、んぅっか、カラ松ぅっ!!」
「いいね、そーゆうの。
別に行為一つ減るもんじゃないしさぁ…いいよね?
俺達義兄妹になるもんね?」
「なんでこんなことっ」
「簡単だよ
単純に俺がヤりたいだけ。
俺さ、親しい女友達なんてトト子ちゃんしかいないもんだからさ。
トト子ちゃんにこんなことしたら殺されるどころじゃないし…だから、兄弟の彼女ちゃんだったらちょうどいいじゃんって思って。
大丈夫、別にカラ松との仲を邪魔しようとか思ってないから。
むしろもっと仲良くなって早く結婚しちゃいなよ。」
「ん、んぁ!」
「ねぇ?
俺達、良い義兄妹になりそうじゃない?
だからさぁほら、早く。
"お義兄ちゃん"って呼んでよ…?」