小部屋の片隅で

□誕生から消滅 その時まで
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「ルーク」


ジェイドに呼ばれたルークはジェイドを見てにっこり笑う


「なに、ジェイド」



「私は確かにすべて嫌いですが、あなたに出会えたことには感謝します」





突如起き上がり、ルークに抱きつく。


「ルーク。何があっても必ず戻ってきてください。
…私のために」

「…うん。帰ってくるよ、必ず
ジェイドのために。」



ルークもジェイドの背中に腕を回し、静かな時間が過ぎていった。

















「さようなら。ジェイド」

ルークの体が光り、粒子となり消えていく。

レムの塔では奇跡的に生き延びることが出来た
しかしローレライを解放した今、ルークがこの場に再び帰ってくる可能性は無い。




あの日、生まれ変わったルーク。

傲慢で世間知らずな我が侭親善大使から、心優しい熱血少年に生まれ変わったルークのすべてを見守ってきた。

たとえそれが望まないことだったとしても、ルークは確かにジェイドの中で大きな存在になっていた。






「さようならは別れの言葉ではありません。
また巡り逢うまでの、約束の言葉ですよ。」




タタル渓谷から見える月明かりは、長く焔の色をした髪を優しく照らす


「俺、約束を守るために
ジェイドのために、戻ってきたよ」



笑いながら静かに涙を流し、抱き合う
あの日と同じ香りに包まれ、二人は幸せそうに笑いあった





誕生から消滅
その時まで










ルルさんリクのジェイルクシリアス
…意味不明文章になってしまいました(汗

すみませんでした!!
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