世界の小部屋
□占い師
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私(わたくし)、占い師をしておりますの
酒場で偶然出会った女性は優艶に微笑みながらそう切り出した。
「さっきの人、大佐の彼女?」
アニスの何気ない一言にコーヒーを勢いよく吹き出す
その先には同じ様にコーヒーを飲むアッシュとルーク
隣同士に座る二人に見事かかった。
旅に必要不可欠なもの───休息
戦ってばかりじゃ体が持たない!というルークの意見に全員が賛同し、束の間の休息をとるため宿屋に居る
なぜアッシュが居るのかというと偶然宿屋の入口で出会ったからナンパしたのである まる(。)
ティアとナタリタは街にお買い物
ガイは街の音機関マニアと会談
ジェイドはなんか分からないけど用事とかで綺麗な女性と街へ
残りのメンバーは宿内の食堂で無料配布のコーヒーを飲んでいた。
で、さっきの会話に戻る。
「ちょっ?えっ!?まじっ?」
「…ジェイドに彼女が居たとは……いや、彼くらいの年齢なら居ても不思議ではないですが…」
無言でキュッキュッとテーブルを拭くレイクだが、
「…おい。唇真紫色だぞ…」
「なんか汗びっしょりだよ…」
「…手が震えてますよ…」
「……大丈夫か…?」
顔色が悪く、冷や汗だらだらで凄く動揺していた。
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