もう一つの世界
□第十預言
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朝────窓から太陽の日差しが二人を包み込む。
『んっ…ふぁぁ…』
あくび混じりに背伸びをし、ふと隣をみる。
『ふぁぁ…おはよ』
「おはようございます」
ジェイドは既に起きており、レイクが目覚めたのを見届けベッドから出ていった。
まだ眠い目を擦りながら、レイクもモゾモゾと軍服に着替える
朝食も適当に済ませ全員がロビーに下りるとネフリーがタルタロスの点検が終わった事を伝えに来た。
『あ、ネフリーおはよう』
目を擦りならが挨拶をすると、ネフリーはクスクス笑いながら挨拶を返した。
『じゃぁ一刻も早くグランコクマに行って、陛下にセントビナー崩落危機情報を教えるか。』
「ローテルロー橋から徒歩かぁ…
ねぇ大佐〜♪
疲れたらおんぶして〜」
アニスが笑いながらジェイドに話し掛けるが、ジェイドはすぐさま断った。
「お断りします。
年のせいか体の節々が痛むんですよ。」
「ブーブー。じゃレイク〜」
『グランコクマに行くにはテオルの森を越えなきゃ駄目か…』
くるっと後ろを向きレイクに標的を変えたアニスだったが、とうの本人は全然先程の会話を聞いていなかった。
『ん?どうしたアニス?』
「…なんでもないでーす」
ルークが先陣を切り歩き出す。
仲間達はネフリーに世話になった事を挨拶し、ローテルロー橋目指して歩き出した。
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