小説

□First Night
1ページ/2ページ






きっかけは………昨日の夜。






チャニョラはもう
眠っていたけど


僕はまだ起きていて。




水でも飲んで寝ようと
ダイニングへ向かう途中、




カイとギョンスの部屋の前で
見てしまったのは……











「…っあぁ………っはぁっ…

カ……イ……っ」




「っ…ハァっ」












ーーー何?



え…………?



何…………





ふおおおおおおおおおおおおおおッッッ/////////!!!!!?!??!!!??











ーーーー僕は生まれて初めて

そういう現場を見た………。




……なんでドア
開いてるの………!?




てか
カイたちって……


そんなトコまでいってんのぉ〜〜〜〜〜ッッッ!!!??/////









ーーーー僕は
チャニョラと付き合って

それなりに時は経つけど……




その……交わす…?というか……

そこまでは
いっていない………






………だって

わかんなくない!?



なに…オトコ同士でやるって…/////




どこに…何をどうしたらいいのか……

いや、どうされたらいいのか(?)……


ぜんっぜんわかんないし!!!






それに……チャニョラから

シたいって言われたことも…ないし……











ーーーそんなわけで…


僕は翌日
カイのもとへ向かった。






ーーーーーーーー






「あ、見ちゃった?」



「もうッ//見ちゃった?じゃないよ!!
あんな扉全開にしてっ!!!」




「ワザとだって。

…ああやって
バレるかもしれない状況でするのが
いちばんクるだろ?」





「……クる?

…………何が来るの?」





「え……?」






カイが驚いて僕を見る。






「え…まさかヒョンたち……

まだ…シたこと…ないの?」




「……っ…悪い!?//」



隠したってしょうがない。







「えぇっ!?マジで!!?

……俺、絶対ヒョンたちは
俺らよりも前から経験済みだと……」






「だってっ……
何もわからないんだもんっ//」





「わからない……って?」





「その……シかた…とか…っ////」







もう……顔から火が噴き出そうなほど
恥ずかしいっ////!!!













カイが少し笑って言う。



「男同士でもさ
挿れれるトコはあるだろ…?」






挿れれるって……////






「………

……!?

ま…まさか……」






「そのまさか。

そこ以外に挿れれるトコは
口くらいかな」






ちょ……まってよ……

…いや、口も問題なんだけど……



そんなトコに
挿れちゃってイイわけぇ!!?!?




てか……はいるの!?////







呆然とする僕に
カイが笑って言う。






「ヒョン、ほんっとに
何も知らないのな。

こんな反応久しぶり」





「だって……っ」






本当に大丈夫なの……?



……てことは…ギョンスは

その…挿れられてるってことだよね……?






「ギョンスは…大丈夫なの……?

イタいとか…何ともないの…?」





おそるおそる聞いてみる。





「ギョンスヒョンだって
最初は少し…イタかったと思うよ……


でも…俺がすごく優しくしたし………

それにイタいのは初めての最初だけで
どんどん気持ちよくなってくるから」







ーーー気持ちよくなってくるの…?


なんで…
なんでイタいのに気持ちイイわけ……?






わけがわからない。









「てか、チャニョルヒョン
よくガマンしてるよなぁ…

絶対シたいと思うけど……」






え…………?





「好きな相手とだったら

シたいって思うのが普通だろ…?」








…チャニョラ……そうなの……?







「…どうして?」





「だって……

ヒョン…こんなに可愛いじゃん…」






ーーー!!!??////




カイが僕の頬に手を添えて
顔をグッと近づける。







「チャニョルヒョンとヤる前に…

俺と一回…練習しとく……?」





「…っ!!?///……結構ですっ////」







ーーもうッ!!カイったら!!!////





僕はクスクス笑うカイを置いて

その場から逃げるように
立ち去った。






ーーーーーーーー





その夜……



僕はチャニョラを横に

部屋で考えていた。




………でも

カイが言ってたみたいに
チャニョラ……

僕とシたいって思ってるのかな……


一度もそう言ってきたことは
ないけど……


好きな相手だったら…
そう思うのかな……







考え込んでいると






「ベクっ♡」



後ろからチャニョラが
抱きついてくる。








…チャニョラは……

これ以上のことがしたいって
思ってるのかな……


表に見せないだけで…本当は……








「ねぇ……チャニョラ……」






後ろから抱きついたままの
チャニョラに
話しかける。






「なに?」






「チャニョラは……これ以上のこと…
したい……?」







「ーーーえ……?」







「…だから……

僕と……シたくないの……?」












しばらくの沈黙の後…

チャニョラがそっと口をひらく。






「……したくないわけ…ないじゃん…」









「ならどうして…
一度も言ってくれたことないの……」







ーーーー好きな相手だったら
シたいって思うんじゃないの……?











「…だって……

俺は気持ちイイかもしれないけど……
その分…負担がかかるのはベクだし……


俺のせいで
ベクが痛がってる姿なんて、俺……

死んでも見たくない」










何………ぜんぶ…僕のため……?


僕のこと想って……
ガマンしてくれてたの……?





チャニョラ……




すごく…



すごく嬉しいよ………















「……いいよ」






僕が突然口をひらく。




そして
向かい合って

真っ直ぐにチャニョラを見つめる。







「僕…チャニョラを愛してる。


チャニョラとなら……いいよ。

チャニョラに僕のこと……
もっと知ってほしい……」








「…ベク…」






チャニョラも僕を
真っ直ぐに見つめる。







本当は……少し怖い。



でも…チャニョラとなら……

こんなにも愛して
愛されているチャニョラとなら……

どんなことだって平気……











ーーーーチャニョラが
僕を優しく押し倒す。








「ベク…本当にいいの……?」






「いいよ……チャニョラだもん……」









ーーーーーーーー







チャニョラがシャツを脱いで

僕のシャツも脱がす。



そして
甘い甘いキス……




頭の中はチャニョラのことでいっぱい…



チャニョラもきっと同じ……









チャニョラが初めて
僕の胸に指を這わせる。




「っあ…」



感じたことのない初めての感覚に
思わず声があがる。




「ベクの肌…
やっぱ超キレイ……」







そして
二つの突起のうちの一つを

指で優しくころがす。






「ふ…ぁ…っ」




全神経が
そこに集中しているかのように
感じて……

すごく…気持ちイイ……






「ベク…」





気づけば僕は
あまりの気持ちよさに

ハーフパンツの下から
下半身の自身を勃たせていた。






「……っ////」



「脱がすよ……?」
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ