炎の蜃気楼/直江受

□それからの空白
2ページ/2ページ

「そんなに前…からなの…か?」

驚く長秀の言葉に直江は自分の腕をギュッと掴み唇を噛み締めた。

「ああ…
でも、体は辛いわけじゃないから大丈夫だ。
ただ眠れない。
それだけだ」

そう言うと直江は洗面所から出ていこうとした。

「待てよ…」

前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ