第1幕
□黒ノ魔術師 8章
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なんか卵焼きの匂いがするなー…。
……。
…………。
眠くてふわふわしている頭を軽く揺らして眠気をとる。
そうだ、ここは上条の家で私はインデックスと一緒に寝てたんだ…。
……。
…………。
「おい雪野、二度寝すんな!インデックスも起きろ、朝飯くっちまうぞ」
「それはダメなんだよ!」
「うわぁ!」
今まで健やかな寝息を立てて寝てたインデックスが飛び起きたから私はベッドから落ちて床に激突した。
くそ、地味に身体中が痛いぜコノヤロー……。
「ごめんなんだよ、さくら……だいじょうぶ?」
「うー、だいひょうふ……」
大丈夫とか言ってるけどもし私を突き落としてたのが昨日の青髪や上条だったら確実にボコってただろう。
そのくらい私は朝は機嫌が悪いのだ。