第１幕
□黒ノ魔術師 ７章
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「一人あたりの取り分は決めてないから覚悟せよ。食卓は戦場なり……っておわーっ！インデックス！何勝手に豆腐食べてんだ！」
「だってとうまが私のことを無視するからいけないんだよ」
インデックスと上条はぎゃあぎゃあ騒ぎはじめた。ってか、一方的に上条が騒いでいる気がする。
「隙ありですたい！」
「おおっ！キサマ貴重な肉を……！」
「カミやん、隙ありすぎやで〜(笑)」
「あぁっ！青ピめ、今私の狙ってたうまそうな肉とっていきやがったな！ようし私もっ！」
「さくらたちばっかりずるいんだよ！とうまの分まで食べて久しぶりにお腹いっぱいになるつもりだったのに……！」
「インデックスさん！今さらっとトンデモ発言しましたよね!?」
「食卓は戦場なりって言ったのはどこの誰じゃ！今からこの桜様の天下がくるから覚悟しな愚民ども！」
「ふっ、いくら相手が桜ちゃんでも手加減しーひんで？」
「望むところじゃボケ！」
箸を駆使した壮絶な肉の奪い大戦の火蓋が落とされた。
次々と繰り出される巧みな技。
……後の人々はこの大戦を歴史に名を刻むほどくだらない大戦として語り継いだという