BLEACH
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分厚い雲がかかった灰色の空の下
誰もいない部屋で
私は一人、血を流していた
『…』
今となっては何も感じない
ただ、
ただ、
痛いだけ
初めは悲しかった
愛している人からの暴力が
でも、
いつからか
慣れたのか、それとも諦めたのか
どうでも良くなって
最終的に
─愛されている─
なんて
思う自分がいる
日が過ぎる事にテンテンと出来ていく
アザや傷
全部あの人からの“愛”
分かってるのに
嬉しいと思うのに
どこか、なぜか、
痛い
こんなにも
貴方で一杯なのに
心が
痛い
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