BLEACH

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「お前、うざい」





十番隊に書類を持って行く途中、
俺を見つけて近寄って来たコイツに俺が言う言葉
こんな言葉にもかかわらず、お前は言う


『はい、わかっています。でも、好きなんです』


はぁ、と呆れる俺はコイツから離れようと歩く速度を上げる


『あ、待って下さい』

ちょこちょこ走ってはつまずき、俺を追いかける


「勘弁してくれよ」


ボソッと呟いたソレにはため息が混じった


せっかく乱菊さんに会えるのに
これじゃあ飲みに誘えねぇ…


心の中で、どうやったらコイツをそぎ落とせるか考えていた


あ、そうだ


「じゃあさ、今度の日曜日にかまってやるから今日は帰れ」


後、十番隊まで10mの所へ来たとき俺はひらめいた


『!…本当ですか?』

「あ、あぁ」


花のように笑うコイツに少し罪悪感が沸いたが無視した

『あの和菓子屋さんの前で待ち合わせですよ』

「解った。じゃあな」

『は、はい!…日曜日に』


俺は走っていくあいつの姿を見て何だかモヤモヤした気分になった



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