浅の間

□黒バス
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"れいちーん。"
"なぁに?あつしくん。"
"お菓子あるー?"


そうやって、君は私に抱きついてきたよね。
私なんかよりずっと、ずっと大きな身体で、何度も、何度も。
けれど、君は、見た目に反してとても子供だった。



"もうすぐ、中学生だねー"
"そだねー、淳君は何部入る?"
"バスケ部、かなー"
"バスケ部!? あぁ、でも淳君には、お似合いだな。"


きっと自覚はないんだろうけど、その時の君はとても楽しそうに笑っていたんだよ。


"玲ちんは?"
"うーん、まだ決めていない。"

出来れば、君のそばで、いつまでも──

"だったら、マネージャーやればいいじゃん。"

君のプレイを見ていたかった。

"…うん、そーだね。やってみようかな?"
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