歌い手夢小説

□カンのふた【蛇足】
1ページ/1ページ



「七海ちゃーん」
名前を呼ばれてふいっとする私。
なんとも可愛いげがない。

「ねぇねぇ。何ですねるの?」
…こやつ理由がわからんのか。
私はもっとふいっとする。
もう知らない。蛇足さんのばーかあーほ

私は当分の間黙って雑誌をペラペラめくっていた。

「おーい。」

私を後ろからむぎゅうとしてかまってかまってと言ってくる。
「ばか……」そういわれて私は振り向く。

ばかは蛇足さんじゃないか。

10時に俺の家に集合。そう言われて行ったら寝ていてしかもパソコンしはじめて2〜3時間かまってくんなくて。
昼ごはん作って「できましたよー」って言ったらソファで寝てて。3時に起きて……ばか
しかも起きたらかまってって…ばーかばーかあほ!!

「蛇足さんがばかです…」
私は小さく呟いた。



【sidechange】

七海が来てから構ってなかった。
甘えたかったけど今日のうちにやらなきゃ。
一時間だけ寝て七海がきて昨晩の続きの作業して
終わってから七海がご飯を作ってくれててソファーにねころがるといつの間にか寝てしまった。
「蛇足さんがばかです」

そう言われたときはやってしまったと思った。
「…ごめん」そう言ってさっきより強く抱き締めた。
彼女はすくっと立ち上がりキッチンに向かっていった

【sidechange】

私はのどがかわいた…というのは嘘で蛇足さんにあやまられて泣きそうになったのだ。
なんだこれ…私はわがままじゃないのか…と思って。

私はカンのピーチティーを取り出した。その場で飲もうと思い開けようとする

……空かない…イラつくなあ。

ひょいっとピーチティーが手から離れる。
横を見ると蛇足さんがカンを開けた。

「はい」渡される。
「ばかあ…」私は泣きそうな声でそうぼやきながら飲んだ。

蛇足さんと出会った時のことを思い出した。

ライブ会場で会ったんだ。
カンがなかなか空かなくて手間取ってたら開けてくれたんだっけ

「うぅ…」つい泣きそうになる
「これ…」そういって耳に流れる歌。

「__!!」私が蛇足さんの方を見て見ると蛇足さんは微笑みながら「愛してます。」
と言った





おまけ



まこ(作者)「カンがあかねぇWW」
少年A(親戚の同級生)「貸してみ。…ほんとだあかねぇWW」
まこ「大学生ーあけてよー」
大学生「むりーパソコンしてるからー」
まこ「けちーもういいよ友人さんに貴様の恥ずかしい寝顔をばらまいてやるー(嘘です)」
大学生「あーわかった。貸してみ。」
まこ「わあーい大学生ありがとー愛してるよー多分」
大学生「多分ってなにW」


実話でした。

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ