歌い手夢小説

□君の手【天月】
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「それでは天月くんの登場です!天月くんどうぞ!」

男性MCの掛け声で僕は舞台えと前に出た。

「きゃあああ!」

女の子達の黄色い声。
ありがたいな。

「どうも天月です!今回は皆さん来てくださりありがとうございます!!」

その時僕は一人だけふと目についた。
すらっとした立ち姿にロングの髪の毛。肌は貧弱に見えるほど白く立ち振舞いも凛としていた。とても満面の笑顔はどことなく影がありとても守ってあげたくなる。


「じゃあ一曲目!いきます___」

僕は歌い出す。すると君は笑顔で友達らしき人と話しながらステージを見つめていた。



彼女を思いながらいろいろ歌いきり最後になった。

「二時間はあっとゆうまでしたね!でわ最後の曲になります。」

「えー」

本当にありがたいファンのみんな大好きだ。

「ありがとう!でわ!最後の曲はキリトリセンです。でわ聞いてください。」


歌いはじめてサビにはいった時だった。

彼女が僕を見たまま泣き出したのだ。
他にも泣いてる子はいた。
でもその子は何か違う感じだった。
感動とは違う感じだった。
きっと何か想いを持って来たのだろう。
最後に僕は小さく「がんばれ」とささやいた。

僕は退場し握手会がこのあとあるのでロビーに移動した。

彼女が来たらこの紙を渡そう。そこには【このあと時間があれば××駅まえの○○公園に来てください。天月】と記されたかみがあった。
でも来なかったら…そしたら総力を屈して探そう。

そんな中握手会は始まった。
「ありがとうございます!はい!はい!」

流れてくるファンのみんな。
だけど思うはただ一人。
「あっあの!握手……良いですか?」
はっ!つい………「すいま…あ…そうだ。君これ…」なんと彼女だった。
僕はさっきの紙を渡して握手をした。
彼女の手に触れたときトクンと胸が弾んだ。

そっか。これが、好きか。

僕はそう思った。



握手会は無事終わり急いで支度をして駅まえの○○公園に向かった。

途中で携帯がなったので出たらスタッフさんからだった。
「今日はお疲れ様でした!今日の9時頃に居酒屋さん集合ですので!でわ」
9時か…今は5時ごろ…大丈夫だな。


公園についた。必死で彼女を探す。
「もしかして…いない?」
すると後ろから声がした。
「天…月さん?」
「はへぇ!?あ!いた!えっと………………」
「七海です」そう言うとふわっと笑った
可愛い。
「七海ちゃん。なんで泣いたの?」
僕がそう聞くと『あ…』と言う顔をして話し出した。
「私彼氏の浮気したのを見てしまいまして…別れることになったんです。でも私は彼が好きだったから…ダメですね。別れたのに…」
僕は守ってあげたい。そんな感情から彼女を抱きしめた。
「ダメじゃないよ。ダメじゃない。…ねぇ知ってる?好きな人の忘れかた。」

七海ちゃんは?を浮かべてこっちをじっと見た。

「何ですか?もったいぶらず教えてくださいよ!」

「…次の恋見つければいいんだよ。」僕は自分でも何を言ってるんだと思った。
彼女はなんと返事を返して来るだろう。
「…はい」と言いながらまたふわっと笑った。



それから3ヶ月たったある日の事。
僕は今日という日にしっかりけりをつける事にした。

あの日メアドを交換して友達のまま3ヶ月。
いっぱいアピールした。
今日は七海ちゃんをあの公園に呼び出した。
「お待たせしました!遅くなってすいません!収録が長引いてしまって…」
なんと話をすると有名な声優さんであることが判明。
「仕方ないよ。そういう仕事だもん!」
「…で話って何ですか?」
そうだよ。話!

「実は_________」

すると七海ちゃんは泣きながら僕に飛び付いてきた。

「はい……!」あのときとは違うなきかただった。


__七海ちゃんをライブ会場で見たときからずっとずっと好きでした。…もしよければ付き合って下さい。



__それから二年。

「おきろー!掃除するよ!」
「んーたまの休みじゃん。もうちょい……」
「でももう昼だよ!さすがに…うわっ」
七海は天月に引っ張られ天月のとこにふわっと落ちた。
「ずっとこうしたい。」「わがまま。乙…でももうすぐこの生活がずっとになるじゃん。」
「そうだね」そう言うと僕は七海にゆっくり優しく唇を落とした。


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リクエストありがとうございましたあああ(┳◇┳)
リクエストはどしどし受け付けております!ありがとうございましたあああ!!
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