ブルー・トリッパーbook
□れっつくっきんぐ
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あんまり長いことトイレにいられないし、ごしごしと涙を拭いて出ることにした。
青峰君はごはんをすでに食べ終わっていて、ごっそーさんって言いながら食器を流しに持っていく最中だった。
そのあとは青峰君とゲームしたりお昼寝をした。
気付けば日は傾いてオレンジ色の光が部屋へと差し込んで来ていて、いつもよりも早く流れる時間に少しだけ驚いた。
「そろそろご飯作ろうかな」
どっこいしょーと起き上がると、青峰君に腕をつかまれた。
「はへ?」
思わず間抜けな声が出てしまう。
これは、なんかのフラグだったりするのかな?
エロ峰ルート?
やっぱり青峰君は青峰君なんですか?エロ峰なんですか?
「俺も手伝う」
あ〜、なんだなんだ手伝ってくれるのか……
「って、え!?手伝う!?」
「あ、ああ。悪いかよ」
「料理できるの!?すごい!意外!!」
「簡単な奴なら出来る」
「助かる〜!ありがとう!!」
青峰君のこと、またひとつ知りました。
(少しずつ、知っていく)