ブルー・トリッパーbook
□おやすみ
1ページ/1ページ
青峰君があまりにもうぶな反応をするものだから服を着ました。
「青峰君、彼女とか居なかったの?」
青峰君は私のベッドに横になりながらいねーよ。と一言答えた。
「私、桃井ちゃんより貧相な身体なんだけど」
「さつきはんな格好でうろつかねぇ」
「そっか、だよね」
クスリと笑ってお茶を口に含む。
青峰君に、テッちゃんのこと聞いてみようかな。
「ねえ青峰く……」
振り返ると青峰君は静かな寝息を立てていた。
「……あは、かわい」
やっぱり青峰君は高校生だ。
いくら身体が大きくて、風格があっても高校生なんだ。
寝顔が幼くて、かわいい。
「私もそろそろ寝よう」
タオルケットを被り、ソファの上で丸くなった。