ブルー・トリッパーbook

□倒れていたのは
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深夜。
大学の講義を終えて、バイトから帰ってきたらこの時間。
いつもくたくた。ご飯食べるのも、ましてや作るのもめんどくさい。
そんな私の楽しみはというと週に一度放送される黒バスを生で見ること。
元々漫画も大好きで、アニメが始まる!って知った時はテンション上がった。
さて、今日も始まる。
私の可愛いテッちゃん!!
こんな健気で頑張り屋で優しい子が弟だったら良いのにな。
なんて、毎回思う。
正直に言うと、黒バスキャラで嫌いな子は居ない。
地雷がないなんて、私にしては珍しい神アニメなのだ。


「あ〜もう!今日も良かった!!」

ガタッ

「は……?」

ベランダから物音。
ちょっと待ってここ11階だよ?
泥棒?変質者?それとも幽霊?
背中がぞくっとした。
一人暮らしのため怖さは倍増。
怖くて怖くてゴ●ジェットと少し大きめの鋏を持ってカーテンを開けた。
そこに居たのは……

「え……?青峰君?」

ベランダに桐皇ジャージを着た青峰君そっくりな人が倒れてました。




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