治そうにも治らないんです!BOOK

□幼馴染の相談
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授業終了のチャイムが鳴る。
桃井は少しでも多く名前とのお昼の時間を増やすためにお弁当を持って走って幼馴染の居る屋上へと向かった。

「大ちゃん!!」

「よお」

屋上には何と言えばいいのか、いつものふてぶてしさに欠けた幼馴染が待っていた。



「名前ちゃんの答え、気になるでしょ?」


しばらくの沈黙を破ったのは桃井からだった。
青峰はピクリと肩を動かし、ああ。と一言。短く答えた。

「私がいつも名前ちゃんとご飯食べてるの知ってるよね?それとなく聞いてあげる。今朝のこと」

「ああ、頼むわ」

「結果は夜に教えてあげる!大ちゃんの家に行くからプリンよろしくね!!」

桃井は笑顔で階段を下りて行った。

がんばれ、大ちゃん。




2012/09/13







06話目につながる感じです

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