妄想駄文room

□今はまだ、このままで。
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夢をみた。
俺が…銀時を置いていってしまう夢。
辛く悲しい夢のはずなのに……どこか温かい夢だった。


俺もあいつも人間だ。
いつかはこの人生を終えるときが来ることは分かっている。

前に、「死ぬときは一緒だ」なんて
格好つけて言ってみたことがあった。
今考えれば、“死ぬときは一緒”じゃなく、“死ぬまで一緒に”が正しいな。
一緒にこの世を去ることは不可能かもしれない。
…だけど、せめて愛する人の側で。



朝日が部屋に差し込み、辺りが明るくなる。
隣で寝ている銀時の髪を輝かせる太陽の光は、今の心中と同じで暖かかった。

この心臓が脈打つ限り、俺はお前に尽くす。

これを言ったら、またバカにされそうだ。



いつもは恨めしい朝日も、今日はなぜか嬉しく感じた。

ふと時計を見ると、仕事に行くにはまだ早い時間。
安心感から再びやってきた睡魔に逆らうことなく、目を瞑った。




今はまだ、このままで。
お前と歩いていけたらそれで良い。
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