深更の旋律

□矛盾する世界で
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「ダイノガイスト……」


「笑いに来たか、エクスカイザー」


暗い牢獄の中、赤い瞳が鋭く光る
その輝きはまるで、自分を滑稽とさえ見ているのではないかとエクスカイザーは思う


「笑いに来たら…お前はどうする」


「どうもしないな…あえて言うならこの場で貴様を殺す」


相対的に

真逆に

出来ることなら


「………同じ様に産まれたかった」






矛盾する世界で





彼は何も言わなかった

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