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今日は雨

いや、今日"は"と言うより
今日"も"と言った方が正しいだろう


それぐらいここのところ雨が続いている

まぁ、これは時季的なものなので仕方ないのだが


散歩ができないことがどうにも不満だ






「なまえさん」

「ん?」




自室でベッドに腰かけているフレデリクの脚の間に
すっぽりと収まり、長い雨天を乗り切るために本を永遠と読んでいるなまえ

呼び掛けに応えようと首を後ろに捻ると
今まであった背中の温もりが重みを増した


「どうした?フレデリク」

「好きです」


知ってる
と返すとフレデリクはなまえの髪に顔を埋めた


「好きです」


「うん」


「愛してます」


「俺も」


愛してる





いい加減顔を埋められた部分が熱を持ち
頭がくらくらしてきた

「フレデリク、ちょっと」

少し離れて、と促すが
なかなか離れない


むしろさっきよりも強く抱き締められる



「…本当に今日はどうしたんだ?」


「なまえさん」



ゆっくりと唇を塞がれ、
暫くついばむようなキスを繰り返した


息が苦しくなって、どちらともなく離れる


「なまえさん」


「だから、何…」



「 結婚してください。 」




「へ…」












顔が熱い

驚いたからか
はたまた違う理由か


「絶対に、幸せにします。」


恋人がいるってだけで
身が焼けるほどに幸せだったのに



「…どうにかなりそ…」


これ以上の幸せなんて
耐えられるのだろうか?



「俺…幸せすぎて頭おかしくなるかも」


「私もです」





幸せで

幸せで

狂ってしまいそうなのに




止められない


(お誘いへの答えは)
(初めて自分からした口づけで)







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フレデリクさんの逞しい腕に抱きしめられたら安心感がすごいと思います…!!

抱擁力って素敵ですね





泉様リクありがとうございました!!
何か気になる点があればご連絡ください…!!

ありがとうございました!!

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