番外編

□年末祭
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「なまえー」


「ヘンリー?」

あははー

と彼は何時ものように後ろで笑っていた。

「お祭り見てたの〜?」

「あぁ、まぁな…」

「ねぇ、なまえはお祭り行かないの?」

行かないとゆうか

「何か馴染める気がしない…」

そう言ったらヘンリーは何時も通りに
そっか〜と返事をして

「ペガサスに乗れるイベントがあるんだって」

と、かなりどうでもいい事を言ってきた。

「なまえは乗りたくない?」

「え、」

ヘンリーは乗りたいのか…!?

などと聞く前に
ヘンリーに無理矢理腕を掴まれて
こっちこっちと引っ張られた。

「ちょ、ヘンリー!?俺行くって行ってないだろ!?」


「でも、僕はなまえとペガサス乗りたいんだ〜」

何で俺限定何だろうか。
他にも喜んでペガサスに乗りそうな奴はいそうなのに。
ノノとか…


「ヘンリー、何で俺を誘ったんだ?」


そう尋ねるとヘンリーは勢いよく振り替えって腕を引っ張った。

必然的に距離は狭くなって、


「だって、空ならなまえを独占できるでしょ?」

「え、ちょ…ヘンリー近っ…」





「僕、なまえの事好きだから」



それからもっとヘンリーの顔は近づいて


カウントダウンの声が聞こえるなか

唇に温もりを感じた。


年末祭

(君と過ごす年末は)
(いつもより暖かい。)
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