長編
□第4話 それぞれの任務
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私達は会話をせずに、火影室に向かっていく
そしてそのまま歩いていくと、サイが壁に寄りかかったまま動かずにいた
ここへ来て初めて出会った人だからか、サイの姿を見ると少しホッとしてしまう
「サイさん、お待たせしてしまってすみません」
「これ位、どうって事ありません。……カカシさんも一緒だったんですか?」
「さっき廊下で会ってね。任務を聞きにきたんだ」
「……そうですか」
「とりあえず、みんな中に入ってくれ。これからここにいる者達だけに極秘で話す事がある」
と、綱手様は少しピリピリした空気で私達に告げた
極秘って……何だろう
まぁ、私の事だっていうのは分かるけど…
チラっとカカシ先生の顔をのぞいてみるけど、やっぱり表情を変えずに部屋に入って行く
というか、あんまり読み取れないんだけど
サイは……
……私を見ていて、私と目が合うとバツが悪そうに目を背けてしまった
やっぱ嫌われてるよね、絶対
まぁ、仕方ないか
そして、私も中に入って扉を閉めた__