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□この恋、何色。
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今日はなんだか自分でもびっくりするくらい早く目がさめた。
二度寝しようと思っても目が冴えてしまってまったく寝つけない。
シャワーを浴びるのにも充分な時間があったので、なんとなく気持ちをスッキリさせるためシャワーを浴びた。
シャワーを浴びた後、お母さんが作ってくれた朝ごはんをゆっくり味わう。お母さん、この目玉焼き焼きすぎ……
その後起きてきた父や弟にこんな時間に起きてるなんて病気かと言われながら早めに家をでた。
いつもよりかなり早い時間なため、回りに人はあまりいない。
いつもは走って学校へ向かうけど、今日はゆっくり歩いても平気そう。
お気に入りの音楽をかけながら歩く。
こんなにゆっくり過ごせるなら明日から早起きしようかな。絶対無理だけど
いつもポケットに忍ばせてる飴を口の中に入れ、上機嫌で道を歩けば前には見知った後ろ姿が……
『笠松ー!!』
名前を呼べばビクリと跳ねる肩
恐る恐る振り返ったその顔はとても驚いていて、彼はすぐさまダッシュした。
『えっ!?なんで逃げた笠松!!』
「お前がこんな時間にいるってことはカンペキ遅刻じゃねぇか!!」
『時計見ろコノヤロォォォォォ!!』
私も笠松を追いかけるため必死に走るが、やはり帰宅部とバスケ部キャプテンの差は大きく、どんどん離される。
なんか笠松が失礼な誤解をしているようなので、叫んでそれを否定すれば彼は時計をみてピタリと足を止める
数分後、息が切れ切れになった私が笠松の元に追い付くと、彼は再び驚いた顔をして私を見た。
「お前がこんな時間にいるってことは夢か。」
『一回死にたい?』
「いや、なんか珍しすぎてだな」
私そんなに遅刻しそうなイメージなの!?
取り敢えず明日からは10分早起きしよう。どうせ無理だけど
なんだかんだいって私の息が整うまで待っててくれる笠松は優しいし、私の歩幅にあわせてくれる所も気が聞く。
こいつ、ホントに女子嫌いなのか?
笠松曰く私は女子らしくないそうだ。
……やっぱいっぺんシバク
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