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□魅惑の髪に口づけを
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しばらくして首から手が離される。
急に酸素が入ってきて苦しい。
「名前ちん、言うことは?」
『むっくん、大好きだよ』
そう言うと彼は満足そうに笑う。
「俺も大好きだよ、名前ちん」
きっと、私達の愛は歪んでるんだろう。
それでも良い、
私が彼を好きで、彼が私を好きでいてくれれば。
どんなに変だとしても、平気。
だって、彼の為なら私は喜んで死ねるから。
『……愛してるよ、むっくん』
「俺もだよ、名前ちん」
自然に唇が触れ合う。
この瞬間が、一番好き。
「名前ちん、俺から離れちゃダメだよ」
『むっくんも、私から離れちゃダメだよ。』
歪んだ、歪んだ、愛の形
魅惑の髪に口づけを
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