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□だいっきらい、と呟いた
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いつも、一緒にいることが当たり前だった。

彼女はいつも、クールで、

それでいて優しかった。


幼馴染み、この関係が崩れた時、

貴女は笑ってくれますか?






いっきらいと、呟いた







「名前っち、学校行くっス!!」

『うるさい、一人で行け、馬鹿』


今日もこのやり取りが続く。

全く、名前っちは緑間っちよりツンデレっスよね。

まぁ、たまに見せる笑顔が可愛いんスけどね。


普通に勉強して、いつも通りにバスケして、また明日名前っちと話して……

そんな毎日がずっと続くと思ってたんだ―、






‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐



放課後、下駄箱に入っていたラブレター。

差出人は男の名前だけど、字は完璧に女特有の丸い字だ。

『もう少し、頭使えよ。』

無視して手紙を破り捨てたとたん、数人の女子に囲まれる。

どっち道連れてくなら、ラブレターなんか書くなよ、


と、心の中で呟きながら、体は自分の意思と別の方向に向かう。


まただ、


イライラする。


「黄瀬君に近づくなってどれだけ言ったら分かるのよ!!」

『だから、それは私じゃなくてアイツに言ってよ。』



その瞬間、熱をもつ右頬。

あぁ、また叩かれた。

痛い、イタイ

『だいたい、私はアイツの事好きでもなんでも無いわよ!!』


言い放った目線の先に、よく見慣れた黄色の髪の毛が居た。




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