エースコンバット5 とある艦の物語

□ケストレル
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ケストレル
《オーシア海軍第三艦隊所属フリゲート艦オルフェウスCIC》
あの海戦から1日が経った。空母ケストレルからオーシア首都オーレッドへ飛び立ったユークトバニア首相、ニカノール首相はオーレッド空港にて、ハーリング大統領と合流。
また、オーシア軍の全指揮権はハーリング大統領の元に戻り、ハーリング大統領は現在実施されている作戦行動及び、今後予定されている作戦はすべて中止させた。
それと、ユークトバニアのナスターシャ・ヴァシ・オベルタス少佐が入手した、ベルカの情報が入っているディスクの解析が完了した。
現在、解析したディスクのデータもとにラーズグリーズ隊の最後の戦いのブーリフィグをしている。
「ガレ艦長。この光景は夢じゃないですよね」
「ああ、夢じゃない。現実だ」
ケストレルの周りにはユーク艦とオーシア艦の混成艦隊が出来ている。
最初はケストレルを含む5隻だった。
だが、今は違う。
ユークトバニア海軍ミサイル駆逐艦グムラク。
駆逐艦ドゥープ、チゥーダ、ブードゥシイ。
フリゲート艦ブイストルイ。
オーシア国防海軍イージス艦ハルシオン。
巡洋艦シバニー。
空母バーベットが合流し、計13隻の混成艦隊である。
この構成艦隊にいる者たちは両国の平和を信じている者たちだ。
「本当にいままでから想像できないな」
「信じていれば仲間は増える。この戦争もあと少しだ」
すでに、オーシアはハーリング大統領と第一艦隊所属の海兵隊により、オーシアはベルカの手から解放され、ニカノール首相はハーリング大統領と合流。
今日の深夜に戦争の真実を全世界に伝えるため、二人で共同声明を行う。
それと、同時にラーズグリーズ隊は旧ベルカ軍の本基地であるノース・オーシア・グランダーI.G社攻撃作戦を開始。
また、ユークトバニアもナスターシャ少佐の手引きによりレジスタンスが各地で一斉に行動をすることになっている。
「そうだな、戦争が終わったらオルフェウスもドックに入れて休ませないとな。昨日の戦いで、各所がガタが来ていることがわかったからな。」
「ああ、ハーリング大統領にこのことを伝えた。この戦争が終わったらすぐにドック入れだ。」
昨日の海戦が終わった後すぐに、本艦のレーダーの復旧作業に開始。
レーダーは復旧できたが新たな問題が出て来た。
レーダーの復旧作業のついでに、各所にダメージがないか確認したところ、各所にダメージがあり、修理には一度ドック入れが必要だと分かった。
このことをハーリング大統領に伝えたら、本艦隊は戦争が終わったあとに、全艦がドックに入れが既に決まっていると返事が返ってきた。
「あと、本艦がドックに入ったら、みんなで食べに行くぞ。もちろん、俺の奢りだ」
「本当ですか!ガレ艦長!」
「もちろんだ」
「「「「「よっしゃ―――!」」」」
乗組員たちは喜びの歓声を上げる。
俺はやれやれと思った。
だが、ここまで喜び仲間たちを見たのは初めてだった。
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