エースコンバット5 とある艦の物語

□オーレッドへ
1ページ/5ページ

オーレッドへ
大統領を救出してから早二週間がたった。この二週間いろいろあった。ウォー・ドック隊メンバーとスノーがオーシア大統領直属戦術戦闘飛行隊「ラーズグリーズ隊」に編入された。一方、アンドロメダがユーク空軍の暗号通信にハーリング大統領の大統領選挙の投票数と経度・緯度・日・時間が示した暗号通信を傍受した。その経路・緯度・日・時間にラーズグリーズ隊、隊長クラウチ・ヒレンべランドが単独偵察に向かった。その結果、ベルカがかつて自国内で7つ使った戦術核兵器『V1』の封印した鉱山施設を発見。しかも、ベルカがV1の封印を解いたことが発覚した。それを聞いたハーリング大統領はその鉱山施設を破壊し、V1を再度封印することに決定した。偵察した次の日にラーズグリーズ隊が鉱山施設を攻撃、破壊し、V1を再度封印に成功した。しかし、V1は一部すでに持ち出された後だった。だが、その数日後に再び経路・緯度・日・時間を示した暗号通信をアンドロメダが傍受し。ラーズグリーズ隊がその経路・緯度・日・時間に出撃。そこには先日の鉱山施設から持ち出されユーク軍に配備されたV1を奪ったユークトバニアのレジスタンスがいった。レジスタンスはV1を解体するため、ラーズグリーズ隊に解体まで時間稼ぎしてくれないか言ってきた。もちろんOKを出し、V1を奪い返しに来たユーク軍を攻撃。その途中にユーク軍に紛れ込んでいたベルカのアグレッサ部隊とラーズグリーズ隊が交戦。ラーズグリーズ隊が全機撃破したが、パイロットは全員ベイルアウトした。その後、レジスタンスがV1の解体に成功し、解体したV1のパーツはレジスタンスによって海に捨てられた。余談であるが、ラーズグリーズ隊が帰還したあと何か旧ウォー・ドック隊メンバー3人が嬉しそうな顔をだった。一方アンドロメダはラーズグリーズ隊が帰還した直後にベルカ語の暗号通信を傍受。すぐに解読に入るが暗号が変えられていたため、解読に時間が掛かり、解読するまで2日も掛かった。そしてその内容は恐ろしいものあった。あの白い鳥で有名な大気機動宇宙機『アークバード』にV1を搭載し、そのV1でユークトバニアのオワチャブルスク市を核攻撃するものであった。幸いなのは核攻撃の日・時間が暗号通信に入っていたのですぐにアークバードの機動を調べた結果、その日・時間に核攻撃をするためには一度機動修正するために、高度を下げることが分かった。その高度は戦闘機がギリギリで攻撃が出来る高度であった。しかも、機動修正する日は暗号を解読した次の日だった。ハーリング大統領はすぐにアークバードの破壊を許可。次の日に、ラーズグリーズ隊はアークバード機動修正ポイントに出撃。予定通りにアークバードが機動修正ポイントに高度を下げ、ラーズグリーズ隊がアークバードを捕捉、攻撃準備に入った時であった。アークバードから脱出ポットが射出され、その直後にアークバードが高度をさらに下げ、戦闘機が攻撃しやすい高度まで来た。もちろんこの好機を逃さずラーズグリーズ隊はアークバードに攻撃を開始。しかし、アークバードもレーザー兵器で応戦を開始。しかも、アークバードはベルカによって改造され本来無いはずの、無人機射出口まであり、そこから無人機が出て来た。だが、その程度でラーズグリーズ隊が落ちるわけがなく、逆にアークバードが宇宙に戻るために必要な複融合サイクルエンジンを破壊した。だが、アークバードの乗組員は諦めていなかった。ベルカは攻撃目標をユークトバニアからオーシアへと変更し、オーシアに自爆攻撃という最悪の手段に出た。さらにアークバードはベルカにかなり改造されたらしく、無人機射出口以外に、パルスレーザー砲、対空ミサイルなどが装備されており、それらを使いラーズグリーズ隊に攻撃を開始。しかし、ラーズグリーズ隊はそれらを回避しつつパルスレーザー砲と対空ミサイルを破壊し、さらに、アークバードのメインブースタも破壊。推力を失ったアークバードは海へと落ちていく。だが、それでもアークバードの乗組員は諦めなかった。補助ブースタを使いオーシアへと向かうが、補助ブースタもラーズグリーズ隊によって破壊され、今度こそ推力を失ったアークバードは海へと落ち爆発した。幸いアークバードが落ちた時刻には周辺海域には艦船などおらず、また、V1による放射汚染も確認できなかった。あと、アークバードから射出された脱出ポットを回収。中にはアークバードの正式乗組員が乗っていた。正式乗組員の話によると、突然アークバードにベルカ人が来て拘束されたが、隙を見て脱出し、脱出ポットに乗る前に制御システムに高度が下がるようにして、それから脱出ポットに乗って、脱出したらしい。つまり、アークバードの高度がかなり下がったのは正規乗組員のせいである。もし、正規乗組員がいなかったら結果は変わっていたかもしれない。しかし、この2週間、我々はベルカの企みを阻止するだけではなかった。この戦争の真実を伝えるためにハーリング大統領の話をラジオ周波数に乗せて、オーシア軍と国民に伝えていた。だが、くそアップルルースたちは「ユークトバニアのプロパガンダ作戦だ」だと言って相手にもしなかった。それでも、ハーリング大統領はラジオ周波数を使いオーシア軍と国民に戦争の真実を必死に伝えるが、結果は同じであった。そうしたなか、ハーリング大統領はある手段に出ようとしていた。
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ