大空 long

□大空の悪戯 
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「今日、集まってもらったのは他でもない 明日・・・言葉では言い表せないが
 異臭人物が転校してくる。 性格は最低 顔も最低 今まで行ってきたことは
 人間として最低なことばかりだ
 そこで、そいつを地獄に落してやろうと思うーーーーーー面白そうとは思わないか?」

壇上に上がった少年がそういう
ざわめきが起こるが、少年は気にせず話し続けようとしたが
全校生徒(教師含まない)の中から声があがり始めた
それには、こんな簡単に良くとは思わなかったと思う少年の姿が
壇上にあった

「面白そうだな、俺はやるぜ!!」

「私もやるわ!」

「俺も俺も!!」

「・・・っ!? ありがとう、また、やりたくないという人がいたら声を上げてくれ」

少年の声に、誰一人として反対の言葉を発しない
それに少年が満足そうに小さくうなずき
計画を発表した

「まず、敵と味方を決めたいと思う
 敵がいなきゃおもしろくないからな、味方をしてくれるという人は声をーーー」

少年がいい終える前に
生徒の中から声があがった

「私がやるわ!!」

「アタシも!!」

「わたしもー!」

「俺も!」

「俺もやるぜ!」

女子だけでなく、男子からも声が上がり
全員が味方をしたいといっているのがみて分かった
少年は嬉しそうに微笑むが、敵がいなくて話にならない
どう決めようか迷っていると
全員分であろう封筒を腕に風紀と書かれた腕章をつけた少年が持ってきた
壇上の少年はそれを察して、生徒を一列に並んでもらい
封筒を一人一枚取ってもらった
中には、「敵」「味方」と書かれた紙が入っているようだ

「10代目ぇ〜!! 俺は敵ですか!?」

「俺はツナの味方なのなー」

「俺は極限に敵だぁー!」

「フン・・・味方ね」

「ボスの・・・味方・・・です」

「フフ、敵ですか」

「獄寺君とお兄さんと骸が敵
 山本と雲雀さんとクロームが味方・・・か
 ちょうど良い」

少年は上手く言ったかのように微笑む
獄寺と呼ばれた銀髪の少年は一瞬見惚れてしまったがすぐに
納得がいかないという顔をしている
ほかにも、お兄さんと呼ばれる笹川了平も納得がいかないようだ
それにツナと呼ばれた少年が残念そうに答える

「そうか・・・獄寺君やお兄さんならしっかりとやってくれると思ったんだけど
 やっぱりムリか・・・こうなったら他に信頼できる人を・・・」

「っ! 10代目! 敵という立場ではありますが、10代目の役に立てるように頑張ります!」

「う、うむ! 極限に頑張るぞぉ!!」

ツナはその反応にまた微笑む
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