大空 short

□守護者の運命は・・・
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今日はボンゴレと同盟を組んでいるファミリーとの会合だ
しかし、まだ10代目の沢田綱吉が来ていない
もちろん時間に余裕はある
ここで会合に来ているボスを見てみよう・・・

シモンファミリー 古里炎真

ジェッソファミリー 白蘭

ジッリョネロファミリー ユニ

ヴァリアー XANXUS

キャバッローネファミリー ディーノ

他にも、強力なファミリーのボスが大勢いる
全員マフィアのボスということで殺気立てている
するとそこに

バンッ!

「みなさんお揃いでありがとうございます」

「カスが・・・何のために召集した」

「それは・・・大変言いにくいのですが・・・ボンゴレ10代目守護者・・・雷と晴を除いた
 嵐、雨、雲、霧を・・・普通にしていただきたく・・・」

「普通? ツナ君どういうこと?」

「みなさんも承知かもしれませんが・・・守護者はなぜか私に過保護なのです・・・
 何処へ行くにも護衛だと・・・これは普通かもしれませんが
 同盟を結ぼうとファミリーに向かう時も守護者4人がついてくると言って聞かないのです・・・
 因みに外では警備と言って数十名配置するという・・・何度言っても聞かないのです」

「あちゃ・・・みんなやりすぎだよ・・・」

「ふふっ、綱吉君のところの守護者はすごいもんね」

「ツナがそれほど心配なんだな!」

「沢田さんも大変ですね・・・」

「守護者としてはいいんですが・・・守護者どうしの喧嘩で仕事を増やすなどといった私への被害も少なからずあるのです・・・」

これにはボス達も何とかしなければと思っている
どこからどう見てもツナの顔色は悪い
蒼白といってもいいだろう
目の下には隈もできている・・・今にも倒れそうな状態だ

「ボンゴレ、いっそ怒ってみてはどうです? ボンゴレはお優しい方・・・怒られたことはないのでは?」

「えぇ、一度怒りましたが・・・収まったのはその日だけです
 毎日怒鳴る元気もなくなってきました・・・」

という話し合いがなされる中
いきなり扉が開いたのだ
そこには話題となっている4人だ

「10代目! 俺をおいていくなんて・・・俺はそんなにも情けないですか!?」

「ツナ、獄寺は置いておいて、俺を連れてってくれればよかったのな」

「クフフ・・・僕を差し置いてクロームを連れて行くとはいい度胸じゃないですか・・廻らせますよ?」

「綱吉、僕に声をかけないなんて・・・」

「・・・はぁ」

この様子に今まで知らなかったボス達は納得がいったようだ
するとツナがボス達に向かって一言失礼しますと言い
守護者4人に向かって歩き、正面に立つ

「なぁ・・・今、何が行われているのか分かっているのか?
 会合・・・意味、わかるよな?
 そこにいきなりやってきて、俺を連れてけだって?
 ふざけるなよ・・・ここには同盟を結んだボスしかいない
 同盟を結んで置いてこっちが戦闘態勢取るわけにはいかないだろう?
 どうせお前たちのことだ、ボス達に殺気でも見せつけておこうだとか思っているんじゃないのか、え?
 クロームなら安心して任せられるんだよ
 正直言って俺も疲れてるんだよ・・・お前たちのおかげでな!わかったら帰れ、以上だ」

「じゅ、10代目・・・」

「ツナ」

「綱吉君・・・」

「綱吉・・・」

「俺に同じことを2度言わせるなよ? お前たちは退場だ」

ツナに睨まれ、4人はとぼとぼ帰っていった
そのあとのツナといえば・・・
本当に倒れそうだった
ツナを心配して近くにいるクロームがオロオロしているのも視界に入る
すると・・・

「チッ・・・仕方ねぇ・・・雨は一時引き取ってやる、カス鮫がうるせぇ・・・」

「それじゃ俺は恭弥を」

「僕は嵐の獄寺くんを、しとぴっちゃんが会いたがってるし」

「そうですね、ここまで放置したおじさまも悪いですから、リボーンを引き取らせてもらえますか?」

「えぇ、よろしくお願いします」

「霧はどうするんだ?」

「復讐者に1週間引き取ってもらう」

「「「「・・・は?/え?」」」

そう言うと第8属性の炎をまとい現れた復讐者
その様子にツナはにやりと笑い
復讐者に問いかけた

「霧の六道骸を1週間預かってくれないか?」

「・・・構ワナイ、ボンゴレ10代目」

「その間は、どんな拷問しても構わないぞ」

「了解シタ」

そして復讐者が去っていく
そのあと言葉を発したのは炎真だった

「ツナ君・・・ひどい」

「逆に言えばひどいのはあいつらですよ、俺の睡眠時間なんて良くて2時間ですから・・・」

「うわ・・・」

「綱吉君も苦労してるんだね」

「γも俺と同じ境遇だろう?」

「えぇ、白蘭と同盟を組んでからは・・・フフッ」

「ツナ、疲れたら俺のところへ来ても構わないぞ」

「そのお言葉、ありがたく受け取っておきます、ディーノさん」

すると2度目の守護者襲来

バンッ!!!

「10代目! どういうことですかぁ!」

「ツナ、ひどいのな!」

「綱吉・・・咬み殺すよ?」

「クフフ・・・なんてことを・・・」

「ツナ・・・いやユニ・・・お前・・・」

「どうしてお前らが知ってるの?」

ツナが低い声で5人に聞く
一人リボーンが増えたため、5人だ

「10代目に盗ty・・・いえ、なんとなくです!!」

「どういうことですかぁ ・・・に勘もなにも聞かないんじゃないか? 俺の超直感でもそうそうないぞ・・・」

「ツナァ・・・」

「ひどいのはどっちだ? 俺の睡眠を妨げる、仕事は増やす・・・君たちはどこまで俺を怒らせれば気が済むのかな・・・?
 一応俺、今まで本気で怒ったことはなかったよ?
 あぁ、中学校で一度やったかまあいい・・・
 2度目だ、ちゃんと俺の質問に答えろよ?


 黒焦げ・・・氷漬け・・・それとも・・・これか?」

はじめの二つは今まで経験のある氷漬け(零地点突破初代エディション)
見たことのある黒焦げ(XX BURNER)
そして3つめにツナが取り出したのは中学校の時とはまた違う紙だった
そこには・・・いつの間にかツナが書いていた、守護者、アルコバレーノの育成要請
獄寺隼人・・・・・・・・・・シモンファミリー
山本武・・・・・・・・・・ヴァリアー
雲雀恭弥・・・・・・・・・・キャバッローネファミリー
六道骸・・・・・・・・・・復讐者
リボーン・・・・・・・・・・ジッリョネロファミリー
と、これまたいつの間にかとっていたのか、ボスのサイン
これを9代目に渡すだけで通ってしまう
期間は一週間

「「「「「っ!」」」」」

「氷漬けじゃあ、面白みに欠けるな・・・黒焦げになるのを望むか?
 それともボスの元を離れ、一週間ほかのボスにつくか?」

「「「「「っ・・・・!!!!」」」」」

「さあ、10秒以内に答えろ・・・
10・・・9・・・8・・・7・・・6・・・5・・・4・・・3・・・2・・・1・・・0・・・
ん? 仕方ないな・・・9代目にこれをよろしくね、クローム」

「・・・了解、ボス」

「それじゃ、まともになって帰ってこいよ? 守護者、アルコバレーノ」

守護者とアルコバレーノリボーンのその日に最後に見たツナは非常にいい笑顔だったそうだ

END
 

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