大空 long

□俺の嵐は・・・
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―――昼休み―――

そして迎えた昼休み・・・
ツナは一足先に屋上へ行き、貯水タンクの上に登っていた

「獄寺くん、待ったかな?」

「別に待っちゃいねぇ」

「獄寺くんってさ・・・ボンゴレ10代目の右腕だったよね?」

「てめ・・・!」

いきなりマフィアのことについてきたルイに獄寺は戦闘態勢を取るが
ルイがそれを制する

「大丈夫、ツナ君には手を出したりしないよ! だって好きだもん」

「好き・・・だと?」

「それは置いておいてね、嵐の守護者・・・変わってくれない?」

「ふざけんな!10代目の嵐は俺だ!」

ルイの狙いは守護者になること・・・
そしてツナの隣に立つことであるそうだ
獄寺はツナの(自称)右腕のため、ツナのとなりは譲れない、なんとしても

「話し合いじゃ無理なのはわかってるよ、だから、地獄を見てもらうよ?」

「な・・・?」

「そのうち、獄寺くんから変わってくれって言ってくるよ」

「そんなことはない!」

「フフッ、バイバイ、頑張ってね」

そういうとルイは制服を破き、頬を叩き・・・おまけに涙目
ツナは内心、いるな、こう言う奴 と呑気なことを思っていた

「きっ、きゃあああああああああああああああああああああ!!!!!」

あぁ、醜い、その笑顔は醜いよ、佐藤ルイ・・・

「どうしたっ!」

「ルイ!?」

「どうしたの?」

「獄寺くんがっ・・・告白っ・・・して・・・断ったら・・・っ!」

見え見えの嘘をついた
獄寺はそれにありえないというが、屋上まで来た生徒は全員ルイの言葉を鵜呑みにしていた
ツナはこれじゃダメだと思うと、バレないように生徒の中に紛れ込んだ

「獄寺・・・最低だな!」

「俺はやっていない!!」

「獄寺、見損なったのな!」

「獄寺くんがそんな人だったなんて・・・」

「違う! 俺は!」

「やっちまえ!」

「なっ!」

いきなりの攻撃に獄寺は一瞬遅れたが、生徒にダイナマイトを向けようとしていた
それはさすがにやばいと思ったツナは仲裁に入る
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