大空 long

□操り人形
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「おはよ、隼人、武」

「おはよう、獄寺君、山本」

「おはようございます、ツナ、10代目」

「おはようなのな ツナ、ヨシ」

いつもの挨拶を交わし、学校へ向かう途中ヨシが話し出した

「そういえば、リボーンが言っていたグローアファミリーのことだけど」

「グローア? どこだ?」

「いま、マフィア界で卑劣な行為・・・人身売買とか麻薬とか行ってるファミリーで 
 最近になっては有力ファミリーのボスに同盟と偽って薬を飲ませ
 操っているっていう話を聞いたけどなんでそこまで気づかないかなぁ・・・」

「・・・その情報はどうだろうな・・・同盟と偽るってところがおかしい
 そこまで名前が知れているのに何故気づかない?
 答えは単純明快、同盟ではない・・・では・・・人質・・・?」

「ツナ、10代目・・・朝から物騒な話をしていますね・・・」

「あははっ、仕事熱心なのな!」

主にツナの言葉が一番物騒な気がするが
と、話しながら歩いているとツナが思い出したように
声を上げた

「あっ!」

「どうしたの? ツナ」

「今日・・・風紀委員の制服チェックが入るんだった・・・」

「よかった・・・ネクタイつけてるぜ・・・」

「安心はそこかよ あははっ」

「遅れたら咬み殺されるぅぅぅぅぅぅ!!」

とヨシが全力疾走で並中へ走っていく
その後をツナが追いかけ
その二人を追いかけ、獄寺と山本が走っていく
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