クラリネット三重奏曲より1楽章/J.Brahms
Klarinettentrio a-Moll op. 114 Allegro

-Classic-



J.ブラームス


クラリネット三重奏曲イ短調op.114は
彼の晩年の作品である。

ブラームスは創作意欲の衰えから
一時作曲活動を止めてしまうが、
クラリネット奏者のミュールフェルトの演奏に
触発されて再び創作意欲を取り戻し、

2つのソナタと五重奏曲、そしてこの三重奏曲という
クラリネットの名作を残した。


渋さとともにブラームスの内向さや
情熱的な一面も合わせ持つ味わい深い作品である。


第1楽章(Allegro)冒頭部分には
バッハのマタイ受難曲のコラールの一部が
モチーフとして使われている。

「私は心から幸せな最期を望んでいます」
という歌詞が付いているそのモチーフは、
シューマンが自身の作品に使っていた
クララのモチーフと酷似している事などから、

ブラームスが最後にクララへの
メッセージを込めたのではないかと言われている。


※このモチーフは三重奏曲以外の上記クラリネット4作品にも
形を変えながら同じく登場する。


※シューマンはブラームスのお師匠様です!
ブラームスは師匠の妻クララの事を
ひっそり好きだったんじゃないか
とかなんとか言われているのです(*´∀ `*)

シューマンが亡くなった後も
クララとは連絡を取り続けていたみたいですが、
ブラームスは一生を独身のまま過ごしたそうです。

関係については諸説あるそうですが、
このエピソードからブラームスの真面目さや一途さ、

そしてとってもロマンチックな一面が
音楽に滲み出ている私はすきです(′v‵)♪

しかし20歳の青年が人妻萌えとはこれいかに((o(´∀ `)o))

いろいろと書きましたが、
クラリネット吹きにとってものすごく大切で
大好きな室内楽作品です。

聖杯(クジ)の導きで偶然にもこのトリオメンバーがチームになり、
この曲を演奏出来る事を心から嬉しく思っています!


(ゆえ)



  




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