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□綺麗すぎた笑顔で
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なんでこんなに暑いの、死んじゃうかも。
とか本気で思うほど暑いのはここ、
帝光中学校第一体育館。
一軍のみんなは大量の汗を流しながら
必死にひとつのボールを追っかけている。
赤司くんは練習メニューについて
さっきからさっちゃんと話してるけど。










名前っちー!






「あ、はいどうぞ」






ありがとうっス!










やってみて気付いたけど
マネージャーっていうのも結構キツい。
みんなほどじゃないけど、相当疲れる。
それにしても本当に暑い…
わ、クラクラする、かも、










バタンッ!










え?






名前!?
 おい、






駄目だ青峰、触るな
 桃井、救急車呼んで
 あと緑間、氷










うわ、赤司くん怒ってるかな










う、うん










あ、さっちゃんも緑間くんもごめんね










名前、大丈夫か
 聞こえるか










そこからあたしは記憶がない。
気付いたら、白過ぎるベッドの上。










「…ん、」






気がついたかな






「ぅえ?」






ふ、そんな間抜けな声が出るなら大丈夫みたいだね



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