仁亀百色玉手箱〃
□ようこそ!preciousへ
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J「30万」
男はベッドから降りると俺の前に来て指を3本立てて言った。
k「30万て…?」
俺が今にも消えそうな声で聞いたら
J「お前がゲロ塗れににした俺のスーツの値段だよ!きっちり払って貰うからなぁ!」
男は声を張り上げて俺に向かって怒鳴るから
俺は耳がキーンとなって溜まらず両手で耳を塞いだ。
k「さ、30万なンて…無理です!」
k「俺…今そんな金…」
J「あ゛ぁ゛?!」
俺が言い終わらないうちに男が声を荒げて割って入った。
J「てめぇ、人に散々迷惑掛けといて払えませんはねぇだろうが!」
k「そ、そんなに怒らないで下さい!
頭割れそうに痛いンだからぁ〜」
俺は立ってるのが辛くなってベッドに座った。
J「頭が痛いだ?二日酔いだろ?」
男は呆れた様に言った。
k「これが二日酔いかぁ〜初めて経験したぁ〜」
俺はこめかみを指でグリグリしながら応えた。