10Ks!

□◆今宵貴方と◆(雪の日編)
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雄「お❤イイ匂いだな❤」

シャワーを浴びてリビングに行くと、もう食事の準備が出来ていてテーブルにはフレンチトーストとコンソメ仕立ての野菜スープ。
ミニサラダまで並べられていた。

亀「丁度出来たトコだよ❤スープが冷めないうちに召し上がれっ゛♫」

そう後ろ向きに笑顔を見せる亀の腰の括れがセクシーで❤
思わず後ろからガッチリホールドする俺ー、

亀「え?なに?」
雄「亀からもイイ匂いがする❤なんか甘い匂い❤」

俺は亀のサラサラの黒髪に鼻を埋めてクンクン匂った。

亀「なに?(笑)中丸ワンコみたいっ゛(笑)甘い匂いはホットケーキの匂いじゃない?今朝作って食べたから、」
雄「ホットケーキか❤イイな❤俺も食いたい❤」

亀の黒髪から白いうなじへと鼻を滑らせて甘い匂いを辿り噛み付いた。

亀「きゃ!噛んだ?」
雄「噛んだ❤もう我慢出来ない❤亀食べたいっ゛❤」

俺は欲望のまま不安定な亀に体重を掛けてラグマットの上に亀を押し倒した。

亀「あ…❤ちょっとっ゛…スープ冷めちゃう…あっ゛❤」

亀は口ではそう言いながら大した抵抗を見せるでもなく、両手をもぞもぞと胸元で動かすからその刺激でもって俺の半勃ちだったムスコはムクムクと完勃ちになった。

亀「んっ゛❤…中丸の、もう硬い…❤」
雄「亀が美味しそうだからさ❤…甘い匂いはホットケーキだけじゃないな、ココからも香って来る…❤」

俺は亀の胸元に顔を擦りつけて薄紫色のニットの中へと手を滑らせた。

亀「あ!❤…恥ずかしいよ…見られてる…っ゛」
雄「見られてる?誰に?」

亀が変なコトを言い出すから俺は顔を上げて亀の目線の先を追った。

雄「雪だるま?ベランダに置いたのか?」
亀「うん、暖かい部屋の中じゃ溶けちゃうから…雪だるまに見られてるみたいで恥ずかしいよ、」
雄「確かに見てるな、」

亀がベランダの縁に置いた雪だるまはホンの少し首を下に傾けたように見えて、その角度が俺と亀の情事の様を覗いているように感じた。

雄「ヨシ!」
亀「え?中丸?」

俺は乱れたシャツを直しベランダに出た。

雄「うっ!寒っ!」

外は想像以上に寒くて薄い長Tだけじゃ今にも凍えそうだった。

亀「何してるの?風邪ひくよ、」
雄「んしょ、雪だるまに…んしょ、恋人を作ってやるんだよっ゛ハァ〜手が冷てぇ〜っ゛」

俺は冷たさに感覚が無くなる指先に息を吹きかけながら亀が作った雪だるまと同じくらいの大きさの雪だるまを作り、鉢植えの南天から赤い実を摘んで目にして雪で小さなお団子を2つ作り前髪をパッツンに細工して可愛い女の子の雪だるまを作った。

雄「出来た!」
亀「雪だるまだ!女の子だね❤可愛い❤」
雄「後はこれをこうして…」

俺は一旦部屋に入りクローゼットからピンク色のリボンを持って来て作った雪だるまの髪飾りにして残ったリボンで亀の作った雪だるまと俺の作った雪だるまをクルリと巻いて正面でリボンを結んだ。

雄「どうだ?コレならコイツもヤキモチ妬かないだろ?可愛い彼女を作ってやったぜっ゛❤」

俺は部屋に戻り雪だるまを見詰める亀に言った。

亀「うん(笑)ヤキモチ妬かないね❤うふふっ゛❤」
雄「うん?なに?」
亀「中丸らしいなぁ〜って、思ってっ゛❤優しいよね❤」
雄「優しい?そうかな?…んじゃあ、その優しい俺にご褒美くれよ❤」

俺は雪だるまを見ながら微笑む亀を抱き寄せた。

亀「あん❤冷たい…手が氷みたい…」
雄「温めてくれよ…亀の中でさ、」

俺は言いながら再び亀を押し倒し亀はクスクス笑いながら「イイよ❤」と、言った。
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