10Ks!
□【ヤキモチ*パラダイス】 〜おまけ〜
1ページ/12ページ
11月17日(金)
昼過ぎ、東京グローブ座ー、
俺は一人舞台『中丸君の楽しい時間2』公演前に腹ごしらえしておこうとカレーうどんを注文していた。
《コンコン!》
雄「はーい!どうぞ!」
(来たっW♬来たっW♬カレーうどんっW❤)
亀「お待たせしました!カレーうどん!お持ちしやしたぁーっW」
雄「うおっ!か、亀っ!」
楽屋のドアが開いたかと思ったら、デリバリーの人ならぬ、亀がおかもち持って勢いよく現れたから驚いたっ!!!
雄「ビックリしたぁー!!」
亀「えへへっWついさっき、デリバリーの人見掛けたから代わりに俺が持って来たっW❤中丸、千穐楽イヴ❤おめでとう!無事、明日の千穐楽まで乗り切ってね❤はい❤差し入れのカレーうどんっW❤」
雄「カレーうどんが差し入れかよぉっWww」
亀「お代は俺が払っといたからっW」
雄「財布ならマネが持ってるだろっW吉田さぁーーーんっW」
亀「冗談だよっW❤ハイ!差し入れはコッチ❤」
俺が顔に手を当てマネを呼ぶと、亀はケラケラ笑って背後から焦げ茶色の紙袋を出したっW
雄「おっW❤GODIVAのチョコレート❤ありがとう!マジ嬉しいわぁーっW❤」
亀「甘いモノ欲しいかと思って❤…つか、お前、舞台前にカレーうどん食べるの??信じらんないっW」
雄「放っとけよっWうどんは俺の勝ち飯なの!冷めないうちに食べるぞっW」
亀「どうぞっWご自由にっWw」
雄「じゃ、遠慮なくいただきます!」
俺はおちゃらける亀を他所に両手を合わせてカレーうどんを食べ始めた。
亀「俺、ドラマ決まった。」
雄「フーフーっWおおー、聞いたっW聞いたっWアチ!」
亀「他の共演者はまだわかんないけど、〇ジテレビのドラマ、マジ久しぶりだよっWサプリ以来」
雄「うん、うん、アチ!」
俺は亀の話を聞きながらカレーうどんを啜るも、その熱さになかなか食べれず苦戦したっW
亀「中丸ぅー、何やってンの?俺が冷ましてやろうか?はい、ふぅーふぅー、chu❤」
雄「バッカ!本番前に何、すンだよっWww誰か来たらどーすんだっW」
亀「うーん、カレーの味のキスwいまいち色気が無いねっW大丈夫!来ても吉田さんじゃんっW」
その後も、隙を見ては俺にキスして来ようとする亀は常に女豹のポーズっW身体を左右に揺らしてはチュッ❤チュッ❤して来るので俺は辺り一面やたらとカレーうどんの汁を飛ばし後始末が大変になったっW
雄「もうー、時間無いンだからさ、普通に食べさせろよっW」
ついには畳から両膝立てて両手でカレーうどんの丼を頭の上に掲げ亀から逃げる始末っW
亀「だってぇ、中丸がかまってくれないンだモンっW」
雄「あのねぇ〜」
亀「チュウ、❤1回だけ❤」
雄「………」
亀「う〜ン❤」
雄「…仕方ねぇなぁー、」
目を閉じてキスのおねだりをする亀は黒いハットを被っていたので、俺はカレーうどんを化粧台の上に置きハットに当たらない様に亀の肩を引き寄せ首を傾げてキスした。
(あ!コラ!舌を入れるなっ!)
軽くキスして済ますつもりが、亀が離そうする唇を追ってきてそのままディープキスまでし出すから焦ったっ!
亀「う〜ン❤満足❤」
雄「う〜ン❤満足❤…じゃ、ねぇ〜よっ!見ろよ!勃っちまったじゃねぇ〜かっWw」
亀「あははっW❤イイじゃんっW❤そのまま舞台出てよ❤きっとお客さん喜ぶよ❤」
雄「喜ばねぇだろっWww」
亀「あ、そろそろ時間だよっW俺も席に行くね❤楽しみにしてるから❤中丸君の楽しい時間❤」
亀は言いたいコトだけ言って楽屋を去って行った。
雄「マジかよっWどーすんだ?コレっW」
衣装の上からでも目立つだろう股間の張りと辺りに飛び散ったカレーうどんの汁に途方に暮れながら俺は今あった出来事をブログに書いた。
『いつも通りカレーうどんを楽屋で食べているが、今日は麺を器から上げる時に※亀の邪魔が入り※あちこちにカレーが飛び散る。』
と、ココまで書いて(本当ならキス魔の亀の邪魔が入りと書き足したいくらいだが)※亀の邪魔が入り※だけを削除して『なぜだ。』で、〆たっW