10Ks!

□ヤキモチ*パラダイス
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10月3日の福島公演を終えて東京に帰って来た俺は中丸に逢いたいとずっと思っていた。

亀「だって、もう2週間以上あって無いし」

けど、現実は厳しくー、
中丸の方もスケジュールがぎっしりでなかなか逢うコトが叶わなかった。

そんな日曜日の朝。

俺はせめて中丸の顔だけでも見たいといつもは録画して見るコトが多い『シューイチ』をリアルタイムで見るコトにした。

亀「シャワーも浴びて準備万端❤中丸とテレビデートしようっとっW❤」

濡れた髪をタオルで拭きながら水素水と珍しくポッキーを用意した俺。

朝の7時台にテレビの前に陣取るなんてまず無いコトだけど、
もうメールや電話だけじゃモノ足りない『中丸不足』を満たす為ならと、寝不足気味なのも我慢して朝起きした。

亀「あっW始まった!」

今日の『シューイチ』は体操の白井健三選手の話題から始まり右下の小さなワイプに映る中丸を見つけた。

(今日のコーデはグレーなのかな…パープルブルーのYシャツに濃いめグレー深色のジャケットみたいだな。…Yシャツの真ん中白かな?)

俺はどんなに小さく映ろうとも中丸のありとあらゆる情報を知りたくてテレビ画面を見詰めた。

亀「あ、今、スゴいなぁーって言ったっW❤うんうん、スゴいよね!白井選手っW」

中丸の唇の動きを読み取り白いバスローブ姿で俺も中丸の隣で白井選手を見ている気分で皮のソファーに両足を上げて右に傾きテレビを見た。

幼い頃から才能を発揮した白井選手の凄さと葛藤
「ゆかと跳馬のスペシャリスト」
そう言われるコトの悔しさ
6種目全ての試合で結果を出してやろう!と決意する負けず嫌いさ
オールラウンダーを目指す白井選手とその師である内村航平選手との強い絆に胸を熱くし、怪我をした内村選手の代わりに世界大会個人種目でメダルを狙う白井選手の演技に釘付けになった。

第1種目は『ゆか』
シライ3からリ・ジョンソンと、
次々と高難度の技を決めていく白井選手に中丸も見入っているのがわかった。
ラストのシライ/グエンも綺麗に決まり全体トップの15.733
1度は順位を6位まで下げたものの、4種目めの『鞍馬』では3位に浮上ー、最終種目の『鉄棒』の素晴らしさ!途中映った内村航平選手の目にも感動の涙がうっすら浮かんでいる様にも見えて、俺の胸も熱く揺いだ。
テレビから『シューイチ』のテーマが流れ「おはようございます!」と、元気な声が聞こえてきて秀さんと片瀬さんが映った。
カメラワークで中丸も映り俺は前のめりになった。

「本当ですね!スゴいですよね。種目によっては何個もトップを取ってますし、年齢的なモノなのか、オールラウンダーになるって決意してから顔つきや上半身の筋肉に変化が…」

と、秀さんからの質問に身振り手振りで答える中丸を見て思わず口元が緩む俺。

亀「筋肉の変化だって❤スゴい熱心に見てるンだねぇ〜っW❤」

そんなつもりで言って無いだろう言葉にも欲求不満な俺が聞くと、途端エロく聞こえてしまう。

その後もノーベル賞の話題に世界情勢の話に選挙の話になっても
1度火のついた身体は寝不足の頭にちっぽけな理性で押しとどめられるワケも無く…
いつしか中丸を見ながらバスローブの胸元に手を入れ小さく息衝く突起を指の腹で刺激しては硬くシコるのを感じていた。

(なんか、みんな小難しい話してるけど…全然、頭に入んない。もっと中丸映らないかな…中丸の顔が見たい❤)

そんな俺の願いが叶ったのか、
今日の『まじっすか!』は最新エクササイズの特集の様で『ヒップメイクダンス ブンブン』に追い込まれる中丸の必死な表情と汗と腰の動きに俺のソロ活動も加速してっW❤

亀「ハァ…ハァ…❤…美尻って…俺のお尻も美尻でしょう?中丸…❤…あっW❤」

着ていたバスローブは肌蹴てモロ出しになった自分のを右手でシゴいて左手の中指を蕾へと押し込んだっW❤

亀「ああっW❤イイ…っW❤」

中丸はインストラクターに「あと、ちょっと」と言われながら両手を後ろ手に突いて足を左右に開き大きく腰を上下に上げ下げしていて❤俺はその動きに合わせて蕾に入れた中指を何度も奥へと抜き差しして中丸が「あああああああーっ!」と、床に大の字になって叫ぶ声を聞きながら俺も「あああああああーっW❤❤❤❤❤❤❤」…と、絶頂に達したっW❤


亀「ハァ…っW❤…ハァ…っW❤…中丸、ごめんっW❤…中丸は辛いのに…ハァ…俺、ソレ見ながら射精(イッ)ちゃった❤」

ソファーに寝そべりながら顔だけ真横に向けてテレビの中ではまだエクササイズに頑張っている中丸に謝ったっWw

亀「アハ❤中丸、可愛い❤」

次の最新エクササイズではアクション映画などでみる動きを取り入れた『映画アクションフィットネス』というのを体験していて、
元々サバゲーやアクション映画の好きな中丸はリボルバーとかいう拳銃を選び「バン!バン!」言いながら参加する姿はまるで水を得た魚「大好き❤」と言って格別な笑顔を見せていたっW❤

亀「俺も大好きだよぉー❤中丸ーぅ❤」

テレビ画面に向かい飛沫した蜜をティッシュで拭き取りまたテレビに向かう。

亀「フロリダディズニーの後編か…俺まだ前編見れてないや」

ショービズが終わり場面は『シューイチプレミアム』に変わった。

亀「うわぁー、豪華なホテルだなぁ〜っW俺も行きたい!」

テレビ画面には『ディズニー ・ グランド・フロリディアン・リゾート&スパ』という片瀬さんオススメの高級リゾートホテルが映っていて、フロリダの青い空の下に赤茶の屋根白い壁が際立っていた。

亀「片瀬さん、イイホテル泊まってるなぁ…えっ?水着?」

片瀬さんが水着姿を披露すると流れて俺は中丸の反応が気になって気崩れたバスローブを手早く直してソファーに座り直した。

『ディズニー・ブリザード・ビーチ』溶けかけたスキーリゾートをテーマにしたウォーターパーク

上重アナと中丸が佇むトコロへ水着姿の片瀬さんが颯爽と登場!

雄「うわ!綺麗なお姉さん!」
亀「中丸!綺麗なお姉さんて言ったぁーっ!」

画面には映らなかったけど、明らかに中丸の賞賛の声をキャッチした俺はムカ!っと来た!

雄「アレ?片瀬さん、シューイチで水着になるの初めてじゃないですか?」
「初めて、初めて、一応シューイチだから解禁しました」
雄「ありがとうございます!」
亀「こいつ、マジで有難がってるっ!ムカつくーっW」

いち早く頭を深々と下げてお礼を言ってる中丸にムカついて仕方がない。俺はテーブルに置いてあったポッキーを取ってポリポリとイラつきながら食べた!

その後も大きな浮き輪に乗って楽しくはしゃぐ3人に『トボガン・レーサーズ』という専用マットを使ったウォーターアトラクションに絶叫する3人を見ても羨ましいばかりで全然楽しめない。

雄「イイなぁーっW片瀬さん。中丸とディズニー俺も行きたいよぉーっW」

傍にあったクッションを抱き締めボヤく自分が段々と惨めになって来る。

(中丸は仕事で行ってるのは充分わかってる。片瀬さんともタダの共演者だってコトも…)

亀「だけど、やっぱり羨ましいっW東京ディズニーランドでもイイから中丸と一緒に行きたーいっW」

胡座をかいてクッションを抱え揺れながらテレビに向かって絶叫!

中丸はそんな俺とは裏腹に『サミット・プラネット』という高さ約40mから急降下時速90`は出るという超高速スライダーを前に青ざめていた。

亀「えっ?コレ中丸行くの?ムリでしょう!」

ハタと我に返って見ると、

雄「いやいや!尋常じゃないですよ!速さ!」

と、全身固まってるだろう声が聞こえてきて次に映された顔も明らかにテンションだだ下がりに見えた。

雄「いや、片瀬さん行きましょうよ!」

ココで女性の片瀬さんに薦めるのが中丸らしくてちょっと苦笑い。

「いやいや!私も事務所のしがらみがスゴいからっW」

と、断固拒否する片瀬さん

亀「うちの事務所もそういうしがらみは強いけどねっWw片瀬さんも高い所苦手なのか…中丸真剣困ってるなぁ〜っW」

心配して見ていた中丸が出した答えはー、

雄「ちゃんと見たい!身内が行くトコロを1回ちゃんと見たい!」

と、いうモノ。
確かにコレは本音なんだろう。

俺はいつの間にか、片瀬さんへのヤキモチは消えて真顔で超高速スライダーに挑戦するのか迷っている中丸に釘付けになったっW
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