10Ks!
□◆今宵貴方と◆(雪の日編)
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亀「お疲れ様でしたーっ゛
おやすみなさぁ〜いっ゛」
仕事終わりー、
自宅マンションまで送ってくれたマネにおやすみなさいの挨拶をしてマネの車が見えなくなるまで見送った俺は首にグルグル巻にしたグレーのマフラーの中に顔を埋めるようにしてマンションのエントランスに入った。
亀「はァ、寒いっ!今夜は冷えるなぁ〜っ゛コレ、マジで雪降るんじゃない?」
喋る度に、マフラーの中から白い息が漏れてるのを見ながら俺はエレベーターに乗った。
時刻は夜の0時半過ぎ。
最近の俺は割と緩めのスケジュールで活動していて、このトコロ滅多に午前様にならないので
久しぶりに真夜中帰宅した夜だった。
その日は、11月とは思えないくるいの寒さでー、
俺はコートの上からも腕を擦り擦りエレベーターを降りて部屋の鍵を開けてこれまた冷えきった部屋の中へと入った。
亀「う〜っ゛寒っ!寒っ!ファンヒーター!ファンヒーター!お風呂にもお湯はろうっとっ゛」
鞄を置くのもソコソコに、いそいそと部屋の中を駆け回りリビングのファンヒーターを付けキッチンにある給湯全般を担うお湯はりボタンをポチッ!と、押してついでに寝室のファンヒーターのスイッチも入れた。
亀「コレで良しとっ゛…郵便物、なんか来てたな、」
俺はコートも脱がないまま、リビングのソファーに座り今日来ていた郵便物のチェックをしながらテレビを付けた。
亀「あ〜やっぱり明日は雪か。夜から降り始めるんだ、」
テレビから流れる天気予報を見ながらバックからマイボトルを出して水素水をぐビリと飲んでいるとお湯はり完了のガイダンスが流れてきたからテレビを消した。
亀「あーっ゛イイお湯❤やっぱり寒い日は湯船に浸かるのが一番だね❤」
普段からシャワーよりはなるべく湯船に浸かるように心掛けている俺だけど、こんな底冷えする様な夜は特にそう思う。
亀「明日休みだしな。ゆっくりお湯に浸かってパックもしようかな❤」
俺は急遽、今夜を美容スペシャルdayにして洗い落とすタイプのパックを手に取り顔にまんべんなく塗った。そして、そのまま読書タイム。濡れないようにジップロックに入れたお気に入りの本を半分まで閉めたお風呂の蓋の上に乗せて肘から下は濡らさぬように胸までの半身浴をしながら読んだ。
20分くらい読んだトコロで汗もかいて来たから本を読むのをやめてパックを洗い流すのと同時に髪を濡らし洗った。
身体も全身くまなく洗って今度は髪にトリートメントして蒸しタオルで巻いて湯船に浸かりまた本を読んだ。
他にも気になるトコロをマッサージしたりストレッチしたりと、
タップリ2時間近くバスタイムを楽しんで、最後は冷水を被って風呂を出た。
亀「さて、身体がポカポカしてるうちに寝ようっとっ゛❤おやすみなさぁ〜いっ゛❤」
枕元の時計の針は午前3時近くを指しているのを見て目を閉じた。