10Ks!
□朝まで愛して♡(ゆっちハピバ記念お話)
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9月4日。日曜日ー、
俺はいつものように生放送中。
違うコトといえば、今日が俺の誕生日だというコト。
MCの中山秀征さんをはじめ、片瀬さんやホランちゃん、番組スタッフさんにまでお祝いの言葉やプレゼントを貰って本当に有難いと思っていた矢先ー、
『まじっすか!』の放送前に流れた明日放送の『くりぃむTHEレジェンド』のCMに和也が映って一瞬ドキ!♥としたっ゛♥
(ヤバい…昨夜のコト思い出しちまったっ゛♥)
実は、昨日の夜ー、
俺は和也と都内の某ホテルに泊まった。
理由は勿論俺の誕生日前夜だったというコト。
和也が知らないうちにホテルを予約していて「○○ホテル△△△号室に来て」と、だけLINEして来て、俺は時間もわからないまま仕事終わりに亀に言われたホテルへと直行した。
雄「△△△号室?ココか?」
《pin…pon!》
俺は部屋の呼び鈴を押して待った。しばらくすると、ガチャリと金色のドアノブが回って中から風呂上りらしい和也が真っ白なバスローブを着て現れた。
和「いらっしゃい♥&おかえりなさいっ゛♥」
雄「ただいま、…て、ホテルでただいまも変だろう?w」
俺の言葉に和也がクスクス笑い、まだ雫の滴る前髪を揺らして「入って♥」と、和也に手を引かれて中に入った。
雄「うわーっ!何?この部屋?」
中に入ってビックリ!
部屋の中央に楕円形のプールが設置されてて、プールの水の色は綺麗なアクアブルー
丁度、コロシアムの様にプールまでは階段を降りていく仕組みになっていた。
雄「スゲぇーなっ゛!プール付きの部屋?部屋の外に露天風呂みたいにプールがある部屋は見たコトあるけど、部屋の中は初めてだなっ゛w」
和「スゴいっしょ?本当は屋上にプール付きの部屋を取りたかったんだけど、先客ありでさ、仕方無くこの部屋にしたんだ、」
雄「いや、イイんじゃね?もう夜もだいぶ涼しいし、野外のプールじゃ入らないだろ?」
俺は着てきたジャケットを脱ぎながら答え、和也が注いでくれたシャンパンを貰った。
和「ソレもそうかもねっ゛♥雄一、happybirthday♥tin!♥」
雄「happybirthdayは明日w…あ、もうあと3時間くらいか、」
和「うふふ♥フライング♥
ねぇ〜お腹空かない?適当にルームサービス取ったんだけど食べない?」
雄「食べる!食べる!俺もう腹ペコっ゛」
和也に招かれ窓際に置かれた真っ白なテーブルには所狭しと皿が並んでいて、どれも豪華な料理が盛り付けられていたっ゛
和「はい、スープ。熱いから気をつけて、ふぅ〜ふぅ〜して食べて♥」
和也は寸胴鍋からスープを掬いお皿に盛るとまるで子供に言い聞かせるように優しく言った。
雄「うわ〜っ゛♥フカヒレのスープじゃんっ゛♥美味そう!」
和「美味しいよ♥ココの料理は御墨付♥和洋中華、イタリアンもメチャ美味しいんだっ゛♥」
雄「そうなんだ。…てか、スープも温かいまま盛り付けられるんだな?簡易キッチンが付いてるのか?」
俺はテーブルの横に狭いけどキッチンらしき場所を見つけて言った。
和「うん、そうなんだ♥ルームサービスって便利だけど、部屋に入られたり良いムードなのにピンポン鳴ったりして雰囲気ぶち壊しになったりするじゃん?だから、その心配の無いホテル選んだの♥」
和也はそう言うと「食べよう♥」と、俺を誘い一緒に手を合わせて「いただきます」を言って食べ始めた。
雄「うまっ゛♥」
和「うふふ♥良かった♥」
久しぶりに口にした本格的なフカヒレスープに舌鼓を打ち、今日は中華のフルコースを注文したらしく、北京ダックに上海蟹、アッツアツの小龍包も中の海老がプリプリして本当に贅沢な食事をした。
和「本当はさ、時間があれば家でゆっくり雄一に手料理食べさせてあげたかったんだけど、全然時間無くって…」
雄「わかるよ。和也、忙しいモンな、先週逢えたのが奇跡なくらいじゃねぇ〜か?」
和「まぁーね、…実は今日も前々からマネに言って仕事入れないで貰ってたんだけど、どうしても変更出来ない仕事が入っちゃって…雄一が来る40分前に着いたばっかだったんだよ、」
雄「そうなのか!…無理しなくてイイのに…」
俺は食後の温かい烏龍茶を飲みながら和也に言った。
和「無理なんかしてないよ〜っ゛♥俺は雄一に逢いたいから逢ってるんだモンっ゛♥」
そう言う和也は、白いテーブルに両腕で頬杖突いて愛らしい笑顔を見せ、俺は大して酒は飲んでないのにその可愛らしさにクラクラした♥